• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

ヒドラ細胞種特異的に発現する遺伝子の簡便検出系の確立

研究課題

研究課題/領域番号 04640596
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 遺伝学
研究機関国立遺伝学研究所

研究代表者

藤沢 敏孝  国立遺伝学研究所, 個体遺伝研究部門, 助教授 (60000262)

研究期間 (年度) 1992
研究課題ステータス 完了 (1992年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1992年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
キーワードヒドラ / エルトリエーション / cDNAクローン / ノーザン・ハイブリダイゼーション
研究概要

ヒドラ(1,000匹)をプロナーゼ(10mg/ml)を含んだ解離液中に2-3時間浸漬後、軽いピペッティングで単細胞に解離した。解離細胞を解離液で洗浄後エルトリエータ(日立)にのせ分画した。エルトリエーションの条件は流量を15ml/minと一定にし、遠心速度を次のように変化させ各分画150mlを集めた:3,500(分画#0),2,800(分画#1),2,000(分画#2),1,500(分画#3),1,300(分画#4),1,000(分画#5) 800(分画#6),500(分画#7)rpm.その結果、分画#0に細胞の破砕物、#1には主として神経細胞、#2-3には小型間細胞(刺細胞及び神経前駆体)#4には主として未分化多能性の大型間細胞、#5-6には外胚葉上皮、#6-7には内胚葉上皮がそれぞれ回収された。
次いで、各分画から全RNAを抽出し、メンブランフィルターにブロットした後、発現細胞が知られているプローブを用いノーザンハイブリダイゼイションを行った。例えば、アクチン遺伝子は全ての分画でほぼ均一なシグナルを呈したが、刺細胞前駆体に特異的に発現するミニコラーゲン遺伝子は分画#2-3でそのシグナルが検出された。 以上の結果から、未知の遺伝子の発現細胞を簡便に同定する方法が確立されたと考える。本法は他の生物にも容易に応用可能である。

報告書

(1件)
  • 1992 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Fujisawa,T.: "Homestatic recovery of interstitial cell populations in Hydra" Developmental Biology. 150. 185-192 (1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] 藤沢 敏孝: "幹細胞研究のモデル A.ヒドラ" 造血因子. 3. 71-77 (1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] 藤沢 敏孝: "ヒドラおよびその近縁種の形態形成因子" 細胞. 24. 14-18 (1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書

URL: 

公開日: 1992-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi