研究課題/領域番号 |
04640618
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
植物生理学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
福永 典之 北海道大学, 理学部, 助教授 (30113616)
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研究期間 (年度) |
1992
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研究課題ステータス |
完了 (1992年度)
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配分額 *注記 |
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1992年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | 脂肪酸不飽和化酵素 / 低温適応 / 好冷菌 / 不飽和脂肪酸 / イソクエン酸脱水素酵素 / 遺伝子塩基配列 / 低温誘導発現 |
研究概要 |
1.in vitro脂肪酸不飽和化酵素活性測定系 嫌気・好気両経路の不飽和脂肪酸合成経路が共存する耐冷菌シュードモナス-E-3株における両経路の役割を理解するため、in vitro不飽和化酵素活性測定系を検討した。酵素は膜画分に局在し、基質として飽和アシル-CoAを利用、至適pHは7.0であった。しかし、膜画分の酵素は極めて不安定で、各種安定剤(牛血清アルブミン、各種塩等)の添加によっても安定化されなかった。細胞質画分より脂肪酸合成酵素を部分精製し、嫌気経路を阻害剤(DAC)でブロックした系に、膜画分を加えて反応させると不飽和脂肪酸が生成された。100℃熱処理した膜画分にはこの活性は認められず、また不飽和脂肪酸要求株の膜画分の活性は著しく低下していた。この結果は、膜画分の不飽和化酵素活性がin vitroで測定できることを示すものである。 2.酸素の低温誘導発現 好冷菌Vibrio ABF-1株のイソクエン酸脱水素酵素(IDH)には、常温菌型の熱安定性を持つIDH-Iと、熱に極めて不安定な低温適応型IDH-IIのアイソザイムが存在する。また両者は構造的にも免疫学的にも異なっている。両アイソザイムの生理的役割を調べる目的で、アミノ末端アミノ酸配列を基にして調製した合成オリゴヌクレオチドをプローブとして遺伝子をクローニングし、翻訳領域を含む塩基配列を決定した。クローニングした遺伝子の大腸菌内での発現様式を調べると、IDH-II遺伝子の発現は37℃では起らず、15℃に温度を低下させた時に発現された。
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