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東アジア東縁中・新生代テクトニクスにおけるアセノスフェア湧昇流の運動像

研究課題

研究課題/領域番号 04640704
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 地質学一般
研究機関広島大学

研究代表者

矢野 孝雄  広島大学, 理学部, 助手 (30133151)

研究分担者 西村 敬一  京都大学, 理学部, 助手 (60025468)
狩野 彰宏  広島大学, 理学部, 助手 (60231263)
星野 健一  広島大学, 理学部, 助手 (80190198)
沖村 雄二  広島大学, 理学部, 教授 (60033825)
研究期間 (年度) 1992
研究課題ステータス 完了 (1992年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1992年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワード東アジア / テクトニクス / 非対称アーチング / アセノスフェア / 斜め湧昇
研究概要

東アジアの大陸縁における中・新生代の変動帯は約3000kmの幅をもち、その構造運動・火成活動は大陸内部にまでおよぶため、海洋側からのサブダクションだけでは変動の広域性を説明できない。この研究は、東アジア大陸縁におけるテクトニクスを定量的に復元し、それにもとづいて、マントル・ウェッジ内におけるアセノスフェアの運動像をシュミレーションによって再現しようとするものである。成果の概要と今後の課題は、以下のとおりである。
1.テクトニクスの定量的復元:地質構造、堆積物の層相・層厚変化、および変動地形などにもとづいて、地表変形を復元した。それは、複雑な変遷をたどるが、縦走方向の軸をもつ太平洋側フェルゲンツの非対称archingを基本とし、重力との相互作用によって修飾されるといった、一貫した様式をもつ。archingは、幅2500〜4000km、最大振幅は7〜10kmで、軸部に大規模な火成活動を伴う。archingおよび火成活動は、太平洋側へ向かう極性を示し、また、ジュラ紀後期〜白亜紀前期および第四紀にもっとも活性化した。
2.アセノスフェアの運動像:上述のテクトニクスをもたらした造構力としては、地殻に斜めに作用する圧縮力が想定される。大陸縁下の最上部マントルには大規模な舌状の低速度帯が発達しており(Fukao et al.,1992)、圧縮力の起源としては、大陸縁下のアセノスフェアの太平洋側へ向かう斜め湧昇が必要でかつ十分である。
3.今後の課題:上述の地表変形と現在のマントル速度構造を境界条件として、粘性流体モデルの設計を進めている。今後、数値シュミレーションを実行し、中生代〜第四紀におけるアセノスフェアの運動像を再現する。

報告書

(1件)
  • 1992 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] T.Yano: "Dynamics of arc-trench genesis in Northeast Japan" Geotectonica et Metallcgenia. 17. (1993)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] T.Yano,Wu,G.,Tang,M.and Sha,S.: "Tectano-sedimentary development of backarc Continental basin in Yunnan, southern China" Journal of Southeast Asian Earth Sciences. 8. (1993)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書

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公開日: 1992-04-01   更新日: 2016-04-21  

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