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“南西島弧"周辺海域の底生有孔虫群集解析および環境解析

研究課題

研究課題/領域番号 04640724
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 層位・古生物学
研究機関鹿児島大学

研究代表者

大木 公彦  鹿児島大学, 理学部, 助教授 (90041235)

研究分担者 東川 勢二  鹿児島大学, 水産学部, 教授 (10041708)
大塚 裕之  鹿児島大学, 理学部, 教授 (50041223)
早坂 祥三  鹿児島大学, 学長 (20041212)
研究期間 (年度) 1992
研究課題ステータス 完了 (1992年度)
配分額 *注記
800千円 (直接経費: 800千円)
1992年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワード南西島弧 / 底生有孔虫 / 表層堆積物 / 東シナ海 / 鹿児島湾 / 熱水 / 火山性海底噴気 / 沖縄舟状海盆
研究概要

“南西島弧"周辺海域の堆積環境を明らかにする目的で,種子島・屋久島周辺から奄美大島・徳之島周辺海域に至る島弧周辺浅海域、および東シナ海大陸棚から大陸斜面、沖縄舟状海盆を横切って島弧へ至る、水深が60mから1260mにも達する2測線(大陸棚上の北違30度、東経126度付近から鹿児島湾湾口へ至る測線と、徳之島へ至る測線)から柱状採泥器・グラブ型採泥器・小円筒型簡易採泥器で採取した53点の表層堆積物について、堆積学的分析と有孔虫の群集解析を行なった。堆積学的分析として、粒度分析、砂粒分析およびソフトX線撮影を行ない、海底付近の流れの強さと海底地形との関係、大陸棚と島弧周辺海域の底質を構成する砂の組成の違い(前者は大陸起源の岩石の砕屑物が多いのに対し、後者のほとんどは生物起源の砕屑物で構成されている)、タービダイト起源の砂の存在、海盆底の堆積物中に認められる大陸底生動物による巣穴や擾乱の存在などが明らかになった。さらに表層堆積物に含まれる浮遊性有孔虫と底生有孔虫との比率や底生有孔虫の同定を行なった。底生有孔虫群集については、目下、データの解析を行なっているが、沖縄舟状海盆を挟んで、島弧周辺海域と大陸棚上および大陸斜面の群集はかなり異なっていることなどが明らかになった。
一方、火山性内湾である鹿児島湾からは、鹿大水産学部練習船“かごしま丸"のピストンコアラーを使用して、火山性海底噴気の存在する湾奥部海域、湾中央部、火口と考えられている山川港から5本の柱状堆積物を、また、ドレッジで5点の表層堆積物を採取した。湾奥部の熱水・海底噴気の存在する海域では、珪藻遺骸の濃集している堆積物があり、底生有孔虫も膠着質殻有孔虫のみで炭酸カルシウム殻有孔虫は全く認められなかった。現在、その他の試料についても解析を続けており、終了しだい順次公表する予定である。

報告書

(1件)
  • 1992 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Oki,K.,Hayasaka,S.and Takayanagi,Y.: "Vertical change of benthic foraminiferal assemblage at the area influenced by an acidic water mass,Kagoshima Boy,South-west Japan.…" (1993)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書

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公開日: 1992-04-01   更新日: 2016-04-21  

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