研究課題/領域番号 |
04640743
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
鉱物学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
石田 清隆 九州大学, 大学院・比較社会文化研究科, 助教授 (60108602)
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研究分担者 |
ISHIDA Kiyotaka
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研究期間 (年度) |
1992 – 1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1994年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1993年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
1992年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | 角閃石 / 酸化 / 脱水素 / メスバウアースペクトル / 赤外吸収スペクトル / X線粉末法 / 相内交換平衡 / 酸化脱水過程 / A席アルカリイオン占有率 / チョクセン石 |
研究概要 |
角閃石族鉱物の酸化脱水素過程についてメスバウアー法、赤外分光分析法、X線粉末法で調べた。いずれの方法も、空気雰囲気中で加熱処理した試料を測定に供した。調べた角閃石類は、(1)Fe-Mg-Mn角閃石類:ホルムキスト閃石、チョクセン石、カミントン閃石-グリューネ閃石系、チロディ閃石ーダンネモラ閃石系、(2)Ca角閃石類:トレモラ閃石-フェロアクチノ閃石系、ホルンブレンド-フェロパ-ガサイト系、(3)Na-Ca角閃石類:含Mnリヒタ-閃石、(4)アルカリ角閃石類:マグネシオアルベゾン閃石、ラン閃石-リ-ベック閃石系である。角閃石族鉱物は主要造岩鉱物の中でも、最も化学組成変化が多岐にわたっているが、それらの酸化脱水素過程は類似しており、以下のようにまとめられる。 (1)350℃〜650℃間で(OH)の配位する(M1-M1-M3)席のFe^<2+>が酸化され、Fe^<3+>+電子となる。(OH)基から生ずるプロトンがこの電子と結合して水素原子となる。 (2)Fe^<2+>に乏しい角閃石では、M2席やM4席に存在するFe^<2+>の一部がM1・M3席に移動して(1)と同様に酸化される。M2席・M4席に残っているFe^<2+>は、(Mg・Mg・Mg/Fe^<3+>)-OHが(Mg・Mg・Mg/Fe^<3+>)-0となって放出されるプロトンと一緒になる電子を放出して、Fe^<3+>に酸化される。さらに高温になって角閃石構造の分解に伴って酸化されるものもある。 (3)過剰のFe^<2+>があるものでは-3この(M1・M1・M3)席には2この(OH)であるので、(M1・M1・M3)席の2/3までは(OH)のプロトン放出で酸化できるが一角閃石構造が分解して、赤鉄鉱や磁鉄鉱などの酸化鉱物と石英になって酸化が進むことが判明した。
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