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時空間スペックルグラムの周波数解析による立体計測法の研究

研究課題

研究課題/領域番号 04650035
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 物理計測・光学
研究機関電気通信大学

研究代表者

武田 光夫  電気通信大学, 電気通信学部, 教授 (00114926)

研究期間 (年度) 1992
研究課題ステータス 完了 (1992年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1992年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワード立体計測 / スペックル干渉 / 干渉計測 / フーリエ変換法
研究概要

従来の代表的な非接触立体計測法であるモアレ法は,連続で滑らかな形状の物体に対しては有効であるが,モアレ縞の縞次数に飛びが生じるような強い段差や不連続性をもつ物体は測定できない.また,ステレオ視差法は,ステレオ画像の対応点決定の計算量が多いという問題に加えて,反射率が一様な表面を持つ物体の場合には照合する特徴点が得られないという問題がある.本研究では,従来の立体計測法が対応できないこれらの物体の形状を非接触で自動計測することを目的として以下のように新しい立体計測法の原理を考案し実験によりその有効性を実証した.
(1)従来のモアレ法やステレオ視差法のような基線を媒介とした3角測量法的な原理に代わるものとして,光波干渉を利用した直接的な2点間測距の原理を採用し,それを被測定物体上の全点に対して多点同時並列的に実現するような新しい方法の原理を考案した.粗面物体を測定できるようにスペックル干渉計と類似な光学系を用いたが,スペックル干渉計測法は物体の元の位置・形状からの相対的な変位・変形を測る,いわば差分量△hの計測技術であったのに対して,本研究の方法は,位置・形状そのもの,すなわちh自身の計測技術である点にその特長と新規性がある.
(2)光源に波長走査可能な半導体レーザを用い,干渉計のなかにテレセントリック結像系を導入し,物体をイメージセンサ上に共役結像することにより,粗面物体上の各点からの散乱光を再統合して各点が互いに独立な干渉光路をもつ(画素と同数の)超多チャンネル測距干渉計が実現できることを見いだし,上述の原理に基づく立体計測システムを構築した.
(3)段差のある針状物体や深穴の形状を非接触自動測定することにより原利の有効性を実験的に確認した.

報告書

(1件)
  • 1992 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] M.Takeda and H.Yamamoto: "Fourier transform speckle Profilometry for shape measurement" Technical Digest,16th Congress of the International Commission for Optics(Budapest). (1993)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] 山本 浩和 武田 光夫: "時空間スペックルグラムによる立体計測法(II)" 第39回応用物理学会講演予稿集. 290-A9 (1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] 山本 浩和 武田 光夫: "時空間スペックルグラムのスペクトル解析による立体計測法" 光学連合シンポジウム京都'92予稿集. 17-18 (1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書

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公開日: 1992-04-01   更新日: 2016-04-21  

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