研究課題/領域番号 |
04650036
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
物理計測・光学
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研究機関 | 大阪教育大学 |
研究代表者 |
今中 誠 (1993) 大阪教育大学, 教育学部, 助教授 (10223330)
佐藤 孝 新潟大学, 工学部, 助教授 (10143752)
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研究分担者 |
中山 英明 大阪産業大学, 短期大学部, 教授 (90097999)
榛葉 實 Tokyo Denki University Engineering Professor (30162803)
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研究期間 (年度) |
1992 – 1993
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研究課題ステータス |
完了 (1993年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1993年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1992年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
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キーワード | 接着継手 / 疲労 / 寿命予測 / 破壊クライテリオン / 有限要素法 / 半導体レーザ / Rb原子の吸収線 / 飽和吸収分光 / ファラデー効果 / 波長安定化 / 波長制御 |
研究概要 |
接着継手は極端に弾性率の異なる被着体と接着層の間に接合界面を持つため、接着層は引張とせん断の複雑な組合せ応力状態になる場合が多い。そのため、より高精度な接合部の疲労強度を推定するためには接着部に均一な組合せ応力状態を実現できる疲労試験を行い、その結果に基づいて強度推定を行う必要がある。 そこで、比較的均一な引張とせん断の組合せ応力状態が実現できる突合せとスカーフ接着継手を用いる方法およびバタフライ型突合せ接着継手の軸芯を高精度にずらす方法により、接着層厚さをパラメータとして、接着層における引張応力とせん断応力の比率を広範囲に変化させ疲労試験を行った。さらに、有限要素法により、接合部の応力解析を行い、接着層における応力分布と疲労強度の関係について検討した。その主な結果は、 (1)上記すべての接着継手の接着層における主応力比はσ_3/σ_1 vs.σ_2/σ_1空間上の1つの直線関係により示すことができた。 (2)強度推定に際して基準となる境界層厚さは、接合部における主応力比の影響を受けることを見いだした。 (3)10^7耐久限度と主応力比の関係式を求めることができた。 上記(1)〜(3)のとおりである。次いで、複雑な応力分布をもつ重ね合せ継手に対して、このようにして得られた疲労破壊則の適応性を検討した。
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