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大出力レーザービームの縦電場による電子加速

研究課題

研究課題/領域番号 04650046
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 応用物理学一般
研究機関山梨大学

研究代表者

竹内 智  山梨大学, 工学部, 助教授 (50115317)

研究分担者 杉原 亮  名古屋大学, プラズマ科学センター, 教授 (80023711)
研究期間 (年度) 1992 – 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1993年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1992年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
キーワード電子・レーザービーム相互作用 / 縦電場加速 / 電子加速 / 新方式加速器 / 縦電場 / ガウス型ビーム / レーザー加速 / 新方式加速
研究概要

レーザーのエネルギー密度はマイクロ波のような電磁波に比べ格段に大きいため,これを加速器へ利用する研究が行われつつある.この研究の目的は,大出力レーザービームの有限性から導出される縦電場に電子を共鳴的に相互作用させ,電子加速を実現することであった.以下に本研究で得られた成果を示す.
・これまでスカラー場として扱われてきたガウス型レーザービームの全電磁場成分を,ベクトル的な取り扱いによる計算から導出できた.
・ビームの軸上で縦電場成分が最大となるTMモードを使って電子加速を実現した.
・この縦電場成分と相互作用する電子は加速され,正味のエネルギー利得はビームの横電場成分とウエスト幅の積で与えられる.
・最大出力が10^<14>ワットの炭酸ガスレーザーを利用すると,電子エネルギー利得は約数十MeVとなり,現存の線形加速器を凌ぐ加速勾配となる.
レーザーの縦電場による電子加速の機構を明らかにしたことによってコンパクトな新方式加速器の研究・開発に新たな可能性を示すことができたことは,この研究分野において大きな意味を持っている.
この研究成果は,日本物理学会のジャーナル誌(J.Phy.Soc.Jpn.)1994年3月号に掲載予定である.

報告書

(3件)
  • 1993 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1992 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] S.Takeuchi,R.Sugihara and K.Shimoda: "Electron Acceleration by Longitudinal Electric Field of a Gaussian Laser Beam" J.Phys.Soc.Jpn.63 (掲載決定). (1994)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1993 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] S.Takeuchi, R.Sukihara and K.Shimada: "Electron Acceleraton by Longitudinal Electric Field of a Gaussian Laser Beam" J.Phys.Soc.Jpn.63. (1994)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1993 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Satoshi Takeuchi et al.: "Electron Acceleration by Longitudinal Electric Field of a Gaussian Laser Beam" Journal of the Physical Society of Japan. 63. 1186-1193 (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1992-04-01   更新日: 2016-04-21  

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