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スペースプレーンの胴翼連成フラッタ

研究課題

研究課題/領域番号 04650056
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 航空宇宙工学
研究機関東京理科大学

研究代表者

小林 繁夫  東京理科大学, 工学部, 教授 (30010698)

研究期間 (年度) 1992 – 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
500千円 (直接経費: 500千円)
1993年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
キーワードスペースプレーン / フラッタ / ボデイ・フラッタ
研究概要

1.航空宇宙技術研究所でシステム研究中の日本のSSTOのスペースプレーンり機体要目と質量分布を基礎に、X-30と同様に翼は胴体に一点で結合されているとした解析モデルを作り、極超音速非定常空気力として2次のピストン理論を用い、剛体並進、剛体回転、曲げ1次、曲げ2次の4つのモードを用いた計算により、細長い胴体をもつこの機体では、胴体のフレキシビリティと翼の位置に依存して、極超音速飛行時にボデイ・ダイバージェンスではなくボデイ・フラッタを起こす可能性があることを明らかにした。
2.最高風速30m/sの低速風洞で、翼面を鉛直にして水平方向に自由に動き得るように支持したフレキシブルな模型によるフラッタ実験を、翼幅と翼の取付位置を変えた4つの模型について行った。併せて非定常空気力の計算に上田の非平面ダブレットポイント法を用いて理論値を計算した。その結果次の事柄が明らかとなった。
(1)いずれもボデイ・ダイバージェンスを起こすことなく、ボデイ・フラッタを起こした。
(2)フラッタ速度、振動数、モードなど、実験結果と理論値はほぼ一致した。低速でのボデイ・フラッタ解析の非定常空気力の計算に、上田の方法が極めて有用である。
(3)理論計算結果は、フラッタ速度に対して模型の構造減衰係数の影響が大きいことを明らかにしている。
(4)実験結果は、低速でのボデイ・フラッタはフラッタ速度以上で風速に依存したある振幅での定常な自励振動となり、フラッタを起こしたことが直ちに破壊に結びつく火振幅の振動とならないことを示した。

報告書

(3件)
  • 1993 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1992 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 小林繁夫他3名: "細長いスペースプレーンのボデイ・フラッタに関する一解析" 日本航空宇宙学会誌. (投稿予定).

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1993 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 小林繁夫他4名: "ボデイ・フラッタの低速風洞実験" 日本航空宇宙学会誌. (投稿予定).

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1993 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] S.Kobayashi et al.: "An Analytical Study on Body Flutter of a Slender Space Plane." Jour.of the Soc.for Aeronautical and Space Scis.(to be submitted).

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1993 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] S.Kobayashi et al.: "An Experiment of Body Flutter in Low Speed Wind Tunnel." Jour.of the Soc.for Aeronautical and Space Scis.(to be submitted).

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1993 研究成果報告書概要

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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