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誘導電動機の漏れ磁束解析と故障診断への応用

研究課題

研究課題/領域番号 04650241
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 電力工学
研究機関徳島大学

研究代表者

森田 郁朗  徳島大学, 工学部, 講師 (40035647)

研究期間 (年度) 1992
研究課題ステータス 完了 (1992年度)
配分額 *注記
1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1992年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワード誘導電動機 / 漏れ磁束 / バー切れ / 故障診断 / ギャップ磁束 / かご形誘導電動機 / 漏れ磁束解析 / 異常診断
研究概要

1.かご形回転子のバー切れやエンドリング切れ等の異常時の誘導電動機をモデル化した。この解析結果の電流より、異常時の起磁力分布およびギャップ磁束分布とその調波成分を定量的に求められるようにした。また、異常時のギャップ磁束の実測結果と解析結果とを比較検討し、本解析法の有用性を確認した。
2.ギャップ磁束分布と電動機外部の漏れ磁束分布の関係を解析的に明らかにした。この結果、漏れ磁束の空間n次調波成分の大きさは、電動機軸中心からの距離の(n十1)乗に反比例することがわかった。これより、漏れ磁束の高次の異常調波成分は、ギャップ磁束に比べて現れにくくなることが明らかになった。この結果を、人為的に故障を模擬した供試機を製作し、実験的にも確めた。
3.アナログ遅延回路とPLL回路を組み合わせた異常調波成分検出回路を設計・製作した。これにより、インバータ駆動時を含めて、漏れ磁束波形に含まれる正常な調波成分を除去し、異常調波成分だけを検出できるようになった。本回路を故障状態の電動機に適用し、その有効性を実験的に確認した。
以上、本研究の結果、誘導電動機のかご形回転子にバー切れ等の異常が発生した場合の漏れ磁束分布、漏れ磁束波形およびその周波数スペクトルの定量的な解析が可能になり、漏れ磁束検出法による故障診断結果の予測と評価が行えるようになった。また、考案した異常調波成分検出回路も非常に有用であることも確認できた。

報告書

(1件)
  • 1992 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] IKURO MORITA: "Air Gap Flux Analysis for Cage Rotor Diagnosis" Electrical Engineering in Japan. 112. 171-181 (1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] 森田 郁朗,多田 光伸: "漏れ磁束によるかご形回転子の故障診断" 電気学会全国大会講演論文集. 7. 44 (1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] 森田 郁朗,多田 光伸: "漏れ磁束によるかご形誘導電動機の異常診断" 電気関係学会四国支部連合大会講演論文集. 301-302 (1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書

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公開日: 1992-04-01   更新日: 2016-04-21  

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