研究課題/領域番号 |
04650245
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
電力工学
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研究機関 | 大分大学 |
研究代表者 |
足立 宜良 大分大学, 工学部, 教授 (20035041)
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研究分担者 |
金沢 誠司 大分大学, 工学部, 助手 (70224574)
大久保 利一 大分大学, 工学部, 助教授 (00094061)
野本 幸治 大分大学, 工学部, 教授 (90037953)
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研究期間 (年度) |
1992
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研究課題ステータス |
完了 (1992年度)
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配分額 *注記 |
1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1992年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | 空調用電気集じん装置 / 汚損放電極 / コロナ放電 / オゾン |
研究概要 |
空気清浄用の電気集じん装置は、これまで装置の小型化や集じん率の向上に主眼が注がれてきた。一方、装置の普及にともない集じん対象となるダストの性状は多様化する傾向にある。特に、ダスト粒子の荷電にはコロナ放電を使用するため、放電線の汚損による集じん率の低下や許容値以上のオゾンの発生などの問題発生が懸念されている。 本研究では、線対平行平板電極系の空気清浄用電気集じん装置において放電線の各種汚損状況(放電線洗浄後の水分の残留、オイルミストによる汚損、タバコ粒子の付着)がコロナ放電特性に及ぼす影響について調べた。また、放電線表面の汚損状態の観察や放電線の材質による影響についても検討した。 本研究で得られた結果を以下にまとめる。 1.汚損放電線によるコロナ放電の特性として、放電開始電圧は水滴やタバコの煙粒子が付着している場合にはクリーンな放電線の場合より低くなる。一方、油滴の場合には油の絶縁性のため開始電圧は上昇した。また、水滴付着の場合には放電により水滴は飛散するが、油滴の一部は放電線表面に残留するため荷電効率が低下することが明らかになった。 2.汚損放電線の観測として、実体顕微鏡を用いて放電線の汚損状況を観測した。タバコの煙粒子は放電線上に円錐状の突起を形成し、そこからストリーマが発生する。さらにストリーマ放電の発生はオゾンの発生に密接に関係していることが明らかになった。この場合、発生オゾン量は放電電流にほぼ比例する。 3.放電線の材質については、タングステン線、白金クラッド線、ステンレス線、ニクロム線について実験を行ったが、オゾン発生の観点からは顕著な差は見られなかった。
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