研究課題/領域番号 |
04650282
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
電子通信系統工学
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
武部 幹 金沢大学, 工学部, 教授 (20019699)
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研究分担者 |
松本 豊司 金沢大学, 総合情報処理センター, 講師 (20173908)
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研究期間 (年度) |
1992 – 1993
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研究課題ステータス |
完了 (1993年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1993年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1992年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
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キーワード | 2次元ディジタルフィルタ / 画像処理 / マルチプロセッサ / シグナルプロセッサ / ブロック処理 / リング結合プロセッサ / 状態空間モデル / 縦続形フィルタ / ディジタルフィルタ |
研究概要 |
1.動画像処理用の高速、低遅延な再帰形2次元ディジタルフィルタを実現するために、画面を格子状の小領域に分割し、一方向リング結合マルチプロセッサを用いて、1プロセッサが1領域を処理し、領域間並列処理する。最左列より垂直方向に走査すると、一画面の処理開始より終了までの時間が短い。 2.処理法は、小領域の広さの広い範囲にわたって、零状態・零入力応答分離計算ブロック処理法が最も演算量が少ない。 3.単一状態方程式で表されるフィルタに対するシステムの最適設計 領域間と共に領域内並列処理も行う場合、システムの状態更新システムについて、係数行列の零要素を考慮し、処理負荷を均等に要素プロセッサに割り当て、要求されるスループットを最小数プロセッサで実現する諸パラメータを求めた。 4.上記システムをテキサスインストルメント(TI)社のC-40シグナルプロセッサのシミュレータでC言語により実現した。領域の形状は面積一定のとき、縦に長い方がスループットが高い。5.低次区間継続フィルタは、3.のシステムより演算量が少ない。この構成ではフィルタが多段となれば、それに比例して領域間並列度が上がり、フィルタの次数に関係なく必要なスループットが得られる。 6.継続フィルタをTI社のC-40のシミュレータでC言語により実現した。フィルタ1段1プロセッサの方が、全フィルタ1プロセッサより、段数倍スループットが上がった。
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