研究課題/領域番号 |
04650352
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
電子機器工学
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研究機関 | 金沢工業大学 |
研究代表者 |
小谷 勇慶雄 金沢工業大学, 工学部, 教授 (50170262)
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研究分担者 |
福田 一郎 金沢工業大学, 工業部, 教授 (10064445)
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研究期間 (年度) |
1992
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研究課題ステータス |
完了 (1992年度)
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配分額 *注記 |
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1992年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | 反射型液晶ディスプレイー / 一層型液晶ディスプレイー / 自黒表示 / 複屈折効果(液晶における) / LCD / STN液晶セル / SBE液晶セル |
研究概要 |
大きく分けて以下の2つのことを今年度は行なった。 (1)現在の液晶ディスプレス(LCD)の多くはバックライトを用いた透過型であり、LCDのもつ低消費電力という最大の特長を失ってしまう。そこでバックライトを必要としない反射型LCDが望まれている。これには現在、光散乱効果を利用した相転移モードともう一つは複屈折効果を用いたTNモードが提案され実用にむけての研究が行われている。我々は中間調表示が望めるという観点から複屈折効果を用いたTNモードを取り上げ数値解析法によって最適化を行いその表示限界を求めた。また、位相差板を用いて補償することで中間調においても良好な無彩色表示が可能であることを明らかにした。この研究結果については、1993年の電子情報通信学会の春季大会で報告するつもりである。 (2)もう1つは、(1)アクディブを対象としているが、単純マトリクスでしかも、1層型液晶セルを取り上げている。今更という感じもするが、これには理由がある。SBE液晶セル(270゚ねじれ)はプレチルト角が高くて量産に適さないという理由で敬遠されていたが、最近7゚〜8゚程度のプレチルト角が可能ということで、コストの面からも、270゚ねじれSBEセルの自黒表示を調べた。この結果は目下整理中である。これについては、240゚ねじれSTNと270゚ねじれSBEをそれぞれ10種類のセルを想定し、自黒条件の下で、最適となる条件の数値解析を行った。
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