研究課題/領域番号 |
04650387
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
計測・制御工学
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研究機関 | 神奈川大学 |
研究代表者 |
遠藤 信行 神奈川大学, 工学部, 教授 (20016801)
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研究期間 (年度) |
1992
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研究課題ステータス |
完了 (1992年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1992年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | B / A(非線形音響パラメータ) / 高速測定 / 常圧 / 組織同定 |
研究概要 |
本年度は以下の3点について研究を行い、下記のような成果を得た。 1短いパルス超音波の送受波法の確立 本計測法では、肝組織に静圧力を加えた時の、肝組織中の伝搬する音波の音速変化より、摘出組織のB/A値を測定する。このため、伝搬パルス超音波の波形が計測誤差に大きく影響する。そこで、任意波形発生器と制御用コンピュータを用いて、短いパルスを送受波する最適な方法を求めた。すなわち、擬似逆フィルター法による能動型波形制御法をもちいてパルスを短くした。この結果、減衰の大きな媒質中での計測における測定精度を向上することが出来た。 2温度変化による計測誤差の検討 計測中の温度変化が大きな計測誤差を発生させることが、理論的検討より推定される。そこで、実験は全て恒温水槽中で行い、常に温度を計測した。この結果、媒質の特性(比熱等)を計測するための、温度変動の許容値を推定することが出来た。今後さらに高精度で温度制御することにより、これらの物理量を計測できる見通しを得た。 3高速自動計測システムの開発 摘出生体組織は、時間の経過とともにその質的変化を起こす。このため正確なデータを収集するには、高速に計測システムが必要となる。このためのハードウエアーおよびソフトウエアーを開発した。
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