研究課題/領域番号 |
04650440
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
基礎・土質工学
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
河野 伊一郎 岡山大学, 工学部, 教授 (00025941)
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研究分担者 |
竹下 祐二 岡山大学, 大学院・自然科学研究科, 講師 (90188178)
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研究期間 (年度) |
1992 – 1993
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研究課題ステータス |
完了 (1993年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1993年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1992年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | 地下水 / 地下水位低下工法 / 深井戸工法 / 排水設計 / 浸透 / 多層帯水層 / 浸透特性 |
研究概要 |
本研究では、従来の井戸理論による排水設計法に代わる新しい排水設計手順として、数値解析による定常・非定常浸透流解析手法と最適化手法とを組み合わせた方法を用い、従来の理論的な方法では困難であった掘削地盤条件や施工条件を考慮し、各井戸における必要揚水流量や井戸配置等の検討を系統的に行う排水設計方法の提案を行なった。特に、井戸配置の決定に際しては情報量基準の導入を試み、複数の井戸配置計画案の中から、適切な井戸配置を選択する基準について考察した。本研究により得られた成果を要約すれば、以下のようになる。 1.掘削工事における排水設計を地下水位低下施工期間に応じて定常排水設計と非定常排水設計に大別し、各期間で求めるべき定常、非定常揚水流量を浸透流解析手法と最適化手法を用いて系統的に算定する方法を提案した。 2.排水設計で問題となる井戸配置の決定法として、赤池の情報量基準の導入を試み、複数の井戸配置計画案の中から最も効率の良い地下水位低下施工を行えるものを評価、選択するための客観的な判断基準を提案し、その有用性を吟味した。 3.本研究で提案した排水設計方法の適用例として、従来の方法では検討が困難であった不均一な水理境界を有する場合や、復水工法を併用する場合の排水設計例を対象として本方法の適用性を吟味した。
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