研究課題/領域番号 |
04650474
|
研究種目 |
一般研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
交通工学・国土計画
|
研究機関 | 室蘭工業大学 |
研究代表者 |
田村 亨 室蘭工業大学, 工学部, 助教授 (80163690)
|
研究分担者 |
桝谷 有三 苫小牧工業高等専門学校, 助教授 (70002045)
斉藤 和夫 室蘭工業大学, 工学部, 教授 (00001222)
|
研究期間 (年度) |
1992 – 1993
|
研究課題ステータス |
完了 (1993年度)
|
配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1993年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1992年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
|
キーワード | 自己組織化モデル / 駐車場 / 遺伝的アルゴリズム / G.A. |
研究概要 |
近年、都市における駐車場問題は重要な課題であり、それを解決すべく様々な対策が打ち出されている。本研究は、自己組織化モデルを使って駐車場の最適配置問題を解いたものであり、地下駐車場をも対象としているところに、特徴がある。そして、駐車場案内情報についても、本モデルでその有効性を検討している。 一般に、この問題は、線形計画問題の最適化として、駐車場から目的地までの徒歩時間(駐車料金を含めた関数)を最小にする様に定式化できる。しかし、この方法では、大規模な実際の駐車場最適化問題を解くにはかなりの工夫が必要である。 本研究の主な特徴と結果は以下の通りである。第一は遺伝的アルゴリズム(genetic algorithms、以下GAと呼ぶ)を適用していることである。近年、離散的最適化問題、あるいは組合せ最適化問題の有力な解法として遺伝的アルゴリズムが注目されて来ている。この方法はダ-ウィンの自然淘汰説を基本概念とするもので、繁殖・淘汰、交叉、突然変異を基本オペレータとした手法である。本研究では、この手法を駐車場の最適配置問題に適用したもので、厳密解法と解のランダムサーチとの比較からGAの有効性を検討したものであり、分析の結果、実際の大規模な問題への有効性が確認できた。第二は、駐車場を考慮した道路網の最大容量問題を検討していることである。都市部の道路網容量は道路区間の容量のみでなく、駐車場容量によっても規定されている。そして、路上駐車による道路容量の減少がネットワーク全体の容量を低下させている。そこで、本研究では、従来の最大容量モデルに駐車場容量を組み込み道路容量と駐車場容量を同時に考慮したGAモデルを作成した。
|