研究課題/領域番号 |
04650518
|
研究種目 |
一般研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
建築構造・材料
|
研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
上谷 宏二 京都大学, 工学部, 教授 (40026349)
|
研究分担者 |
小林 正美 米子工業高等専門学校, 助手 (50186772)
大崎 純 京都大学, 工学部, 助手 (40176855)
竹脇 出 京都大学, 工学部, 助手 (20155055)
|
研究期間 (年度) |
1992 – 1993
|
研究課題ステータス |
完了 (1993年度)
|
配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1993年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1992年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
|
キーワード | 鋼構造建築骨組 / 対称限界 / 不安定挙動 / 交番塑性変形 / 耐震設計 / 動的崩壊挙動 / 複合非線形解析 / 定常状態限界 |
研究概要 |
設計実務で用いられるせん断型動的挙動解析や一般化塑性ヒンジ解析では捉えられない、繰り返し載荷や動的外乱の作用によって引き起こされる不安定挙動の解明と安全評価法の開発を目的とした一連の研究を行い、次のような成果を得た。 1.1層1スパン単位部分骨組の対称限界解析を行い、柱に弓形又はS字形の変形が累積、発散する現象とその発生条件を解明した。 2.梁降伏型の多層多スパン平面骨組から1スパンを取り出した部分骨組について、柱軸力がある限界値を超える場合に複数層にまたがる弓形変形が発生するメカニズムと、その変形が載荷サイクル数に対して等比級数的に増大するメカニズムを解明した。 3.項目2と同じ部分多層骨組について、周期地動や記録地震波を与えた場合の動的応答解析を行い、下層部分に過度に変形が集中する今までに知られていない新しいタイプの崩壊挙動を見いだした。 4.項目3の動的崩壊の発生限界が、対称限界理論によって予測された静的載荷時の限界と明確に対応していることを明らかにした。 5.項目4の限界は骨組に固有のものであり、耐震安全性の評価基準として超高層骨組の耐震設計に直接役立つ。
|