研究課題/領域番号 |
04650543
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
建築設備・環境工学
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研究機関 | 東京理科大学 |
研究代表者 |
須川 修身 東京理科大学, 総合研究所, 講師 (60162856)
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研究分担者 |
高橋 済 東京理科大学, 総合研究所, 助手 (50246683)
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研究期間 (年度) |
1992 – 1993
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研究課題ステータス |
完了 (1993年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1993年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1992年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | 融合火炎 / 融合火炎高さ / 平行配置線火炎 / 複数プール火源 / 平行配置線火源 / 無次元火炎高さ / 無次元発熱速度 / 線状火源 / 平行火源 |
研究概要 |
複数火源の最も単純な組み合わせとして2個、3個および4個から成る火源群を対象とした。基準となる独立した単一火源からの火炎高さ(L_f)は発熱規模の関数で表され発熱規模を無次元発熱速度Q^*で表せばL_f〓Q^<*2/5>(円形火源)およびL_f〓Q^<*2/3>(線形火源)が得られた。火源が近接して行くと火災は傾斜し互いに融合した。火源間距離の変化につれて見かけの火源面積と発熱規模が変化するが、この変化の割合f_sは火源が付着した場合(S=0)での単一火源の性質および(S→∞)の場合は独立したn個の火源の性質を持つを考慮し、火炎は他の火炎に対して断熱である、融合以前においては火炎を通して他の火炎への雰囲気空気の巻き込みはない、火炎は乱流であって火炎相互の摩擦は無いと仮定すれぱ、 円形火源についてはf_s=(n・D^2+S^2)/n・(D^2+S^2)、 線形火源についてはf_l=(DW+S^2)/2・(DW+S^2)と表現できた。しかもこれらは火源形状依存性を持つので、火源間距離が変化する場合の融合火源高さは、それぞれ L/L_m=(f_s・Q^*)^<2/5>:円形(あるいは平方)火源 L/L_m=(f_l・Q^*)^<2/3>:線形(あるいは矩型)火源、と表現できた。さて、壁面近傍に火源が設置された実火災状況についても上述のモデルが適用出来る。相同の虚火源を壁面を対象面として壁体内に在ると仮定して火炎高さを算出した。この場合も測定結果と計算結果は何れの火源形状に対してもよく一致し、上述の仮定に基づくモデルは十分な精度で火炎高さを表現していることが検証できた。
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