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白川郷合掌造民家の保存と活用の研究

研究課題

研究課題/領域番号 04650547
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 建築計画・都市計画
研究機関筑波大学

研究代表者

安藤 邦廣  筑波大学, 芸術学系, 教授 (20011215)

研究期間 (年度) 1992 – 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1993年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1992年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワード民家 / 合掌造り / 白川郷 / 保存 / 増改築 / 再生 / 合掌造 / 茅葺き尾根 / 活用 / ユイ
研究概要

本研究は、茅葺き民家の保存と活用を計るうえでの問題点を探るために、白川郷の合掌造り民家を対象に、その増改築の実態調査と、住民の意識調査を行なったものである。
研究の前提として、まず第1章で、白川郷における合掌造り民家の残存状況と転用およぴ村内外への移築の実態を把握した。その結果昭和30年代から50年代にかけて37棟の合掌造り民家が村外に転用されていることが明らかとなった。第2章では合掌造り民家の住み方と増改築の実態を調査し、民宿を営むものと専用住宅に分けて分析を行なった結果、民宿においては、別棟を増築して生活している実態が明らかとなった。第3章では合掌造りの住人に対して、合掌造りでの生活と合掌造り集落の観光、及ぴ合掌造り民家の保存に関してアンケート調査を行い、それらに対する住民の意識を調べた。その結果次のような点が明らかとなった。
1。荻町への定住の意向は総じて強いが、合掌造りに住みつずけることに対しては、民宿を営む家でその意向が強く、専用住宅ではきわめて薄いという対照的な傾向を示した
2。合掌造りの居住性については、民宿を営む家では評価が高く、専用住宅では低いという傾向を示した。これは民宿では別棟を生活空間としていることと関係している。
3。合掌造りへの愛着や保存の意欲についても民宿を営む家では強く、専用住宅では弱いという対照的な傾向を示した。
4。茅葺きのユイについても、民宿を営む家で存続を望む傾向が強い。
以上をまとめると専用住宅に関しては、現代的な改造モデルの提案が求められ、民宿においては合掌造り本来の構造と空間に戻した改造方法が望まれているといえる。最後に研究のまとめとして合掌造りの現代生活空間への改造案を作成した。

報告書

(3件)
  • 1993 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1992 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 安藤邦廣: "白川郷合掌造民家の保存と活用の研究"日本建築学会大会学術講演会梗概集. (発表予定).

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1993 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] ANDO Kunihiro: "A study on conservation of Gasshozukuri houses in Shirakawa"Architectural Institution of Japan.

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1993 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 安藤邦廣: "白川郷合掌造民家の保存活用" 日本建築学会大会梗概集. (発表予定). (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 安藤 邦廣: "白川郷合掌造民家の保存と活用の方策" 日本建築学会大会梗概集. (1993)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書

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公開日: 1992-04-01   更新日: 2016-04-21  

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