• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

我が国の大都市における都市居住形式に関する実証的研究

研究課題

研究課題/領域番号 04650552
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 建築計画・都市計画
研究機関横浜国立大学

研究代表者

小林 重敬  横浜国立大学, 工学部, 教授 (90017997)

研究期間 (年度) 1992 – 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1993年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1992年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード都市居住形式 / 街並形成型都市居住形式 / タウンハウス型都市居住形式 / 立体用途規制 / 用途別容積型地区計画 / 協調建て替え / ゲ-ミング・シミュレーション / ゲーミング・シミュレーション / 立体用途
研究概要

1 本研究はわが国の都市居住の実態、特に大都市既成市街地における「ガワ」と「アン」の構造に着目して、わが国独自の都市居住形式を形成する可能性のある、(1)街並形成型都市居住形式、(2)タウンハウス型都市居住形式についてそれぞれ異なるアプローチで検討を試みた。
2 街並形成型都市居住形式は、大都市既成市街地の「ガワ」と「アン」構造のうち「ガワ」とよばれる市街地における都市居住形式である。「ガワ」は大都市既成市街地の高度利用に適した幹線道路沿道の土地利用をいう。幹線道路沿道の土地利用実態を立体土地利用実態として調査を行った。その結果、中高層専用住宅と中高層併用住宅を区分し、さらに階数別に非住宅用途の混入状況を観察すると、一般的傾向として、1、2階で高い混入率を示した後、次第に混入率が低下し、最上階ないし最上階近くで再び高い混入率を示すことが分かった。それを受けて立体土地利用実態を基礎に、これからの街並形成型都市居住形式を担保していく方策について検討した。
3 タウンハウス型都市居住形式は「アン」の市街地である。「アン」は基盤整備が充分でない密集住宅市街地である。そこを対象としたゲ-ミング・シュミレーション手法により、地権者参加型の協調建て替えの可能性とその効果などについて理論的、モデル的検討を行った。
その結果、協調建て替えの効果としては、(1)建て替え困難地区の解消、(2)有効なオープンスペースの確保による相隣環境の確保、(3)地権者間の内部ルールの発生等を挙げることが出来た。一方、協調建て替えの限界と問題点としては、(1)規制緩和のための協調化が図られる、(2)4〜6軒程度の単位の断片的な協調化が図られ、単位の外部との調整が取れない、(3)協調化の中からは全体性は生まれない。ということが判明した。

報告書

(3件)
  • 1993 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1992 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 大方潤一郎: "幹線街路沿道の立体的土地利用実態に関する研究-東京目黒通りについて-" 日本都市計画学会学術論文集. 27. 169-174 (1992)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1993 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 中川建: "まちづくりゲ-ミング・シミュレーションによる協調建て替え手法の研究" 都市住宅学. 3. 69-72 (1993)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1993 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Junichiro Okata, Tosiki Nitsuma and Shigenori Kobayashi: ""Mixed Land Use Development and Vertical Land Use Mixture"-A Case of the Meguro Street, Tokyo-" Proceedings of Institute of Japan City Planning. No.27. 169-174 (1972)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1993 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Takeru Nakagawa, Junichiro Okata, Shigenori Kobayashi: ""Gaming Simulation of Self-Coordinated Redevelopment"" Urban Housing Sciences. NO.3. 69-72 (1973)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1993 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 中川 建: "まちつくりゲーミング・シミュレーションによる協調建て替え手法の研究" 都市住宅学. 3. 69-72 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 大方 潤一郎: "幹線街路沿道の立体的土地利用実態に関する研究ー東京目黒通りについてー" 日本都市計画学会学術研究論文集. 27. 169-174 (1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書

URL: 

公開日: 1992-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi