研究課題/領域番号 |
04650826
|
研究種目 |
一般研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
高分子合成
|
研究機関 | 名古屋工業大学 |
研究代表者 |
横田 健二 名古屋工業大学, 工学部, 教授 (30024201)
|
研究期間 (年度) |
1992 – 1993
|
研究課題ステータス |
完了 (1993年度)
|
配分額 *注記 |
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1993年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1992年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
|
キーワード | 周期コポリマー / 統計コポリマー / 繰返し単位 / シーケンス / ガラス転移点 / 会合 / 結晶化度 / コポリマー / Tg / Tm / 高分子錯体 / 錯化平衝定数 |
研究概要 |
繰返し単位としてエチレンとアクリル酸メチル、メタクリル酸メチル、またはメタクリロニトリルを含む規則的なシーケンスであり、かつ1:1及び2:1の組成を持つそれぞれ2種の周期コポリマーを交互共重合と高分子反応によって合成した。これと並行して、シーケンスが不規則的であり広い範囲の組成を持つ、相当する統計コポリマーをも合成した。そしてこれらコポリマーのガラス転移点を測定し、コポリマーのシーケンスが規則的である場合と不規則的である場合を比較した。その結果、このエチレンコポリマーではシーケンスの規則性はガラス転移点に現れなかった。また同じ手法によってエチレンとビニルアルコールまたは酢酸ビニルのコポリマーについても研究した。次にエチレン単位がO個、1個または2個についでメタクリル酸単位1個が規則正しく連結した酸型(コ)ポリマーを合成し、この酸型ポリマーと塩基型ポリマーである(ポリ-4-ビニルピリジン)の溶液の混合における会合を研究した。会合は高分子効果を伴い水素結合によって生ずることが分かった。特に均一溶液内の会合の平衡定数はカルボキシル基がもっとも離れた酸型ポリマーの場合に他のポリマーよりも2桁小さく、シーケンスの影響が現れた。エチレンエチレンメタクリル酸メチル周期コポリマーは相当する統計コポリマーと異なって部分結晶性であるが、フィルム試料の熱処理と延伸によってその結晶化度をO乃至60%の範囲に制御することができた。そしてその結晶化度と力学的特性の関係を引っ張り試験によって比較した。
|