研究課題/領域番号 |
04650866
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
反応工学
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
片岡 廣 筑波大学, 応用生物化学系, 教授 (60011037)
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研究分担者 |
松村 正利 筑波大学, 応用生物化学系, 助教授 (50015781)
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研究期間 (年度) |
1992
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研究課題ステータス |
完了 (1992年度)
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配分額 *注記 |
1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1992年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | モノクロナール抗体 / セラミックメンブレン / ハイブリドーマ / 動物細胞培養 |
研究概要 |
動物細胞からのモノクロナール抗体(MAb)の効率的生産を目指して、分離型バイオリアクターを用いて検討を行った。 実験装置は培養容積250mlのスピナーフラスコ底部に分子量カット10^4のUF膜(Diaflo YM10)を備えており、灌流液と同量の瀘液が排出される。フラスコ内の液はクロスフローの逆洗式セラミック膜フィルターで細胞懸濁液と瀘液とに分離され、細胞は再びフラスコへ返送される。瀘液はホロファイバー透析膜で抗体と透析液とに分離される。透析液はゼオライトA3充填層でアンモニアが除去され、スピナーフラスコへ返送する培養システムである。 供試細胞としてハイブリドーマTO-405を用い、無血清培地ERDFにITESと仔牛血清を添加して用いた。 実験結果から、細胞濃度は最高2.7×10^7Cells/mlに達し、既存の値10^7Cells/mlに比して大幅な増加が見られた。 逆洗式セラミックスフィルターは正方向6秒、逆方向4秒の条件で330時間にわたって連続実験が可能であることが明らかになった。 抗体濃度は2.62×10^6mIU/mlとなり、ラットの腹腔内で得られた濃度の約6倍の濃度が得られた。このことは、分離型バイオリアクターによってアンモニア濃度が阻害濃度以下に保持され、モノクロナール抗体の生産性が増大したものと考えられる。 更に、アンモニア阻害について、定常条件の下で培養実験を行い、比増殖速度、比抗体生産速度、比死滅速度、生存率などを求め、アンモニア濃度との関係を明らかにした。 以上の結果の一部は、化学工学会第25回秋季大会等で発表を行った。
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