• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

家蚕の不眠致死変異体に関する遺伝・生理学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 04660061
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 蚕糸学
研究機関九州大学

研究代表者

木原 始  九州大学, 農学部, 助手 (70089944)

研究分担者 河口 豊  九州大学, 農学部, 助教授 (80038306)
藤井 博  九州大学, 農学部, 助教授 (10038268)
土井良 宏  九州大学, 農学部, 教授 (30038210)
研究期間 (年度) 1992
研究課題ステータス 完了 (1992年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1992年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワード家蚕 / 幼虫初期発育 / 不眠蚕 / 連関分析 / 若齢体液タンパク質
研究概要

1.幼虫期発育に関する変異・探索(木原・河口)
(1)1雑種系統から自然突然変異として不眠蚕を見いだした。(2)来歴の異なる3系統から自然突然変異として3種類の遺伝的不眠蚕を見いだし、これを系統化した。(3)種々のニトロソ化合物を用いて不眠蚕の誘発を試みたが突然変異体を得ることが出来なかった。
2.幼虫初期発育変異体の遺伝的分析(土井良・木原)
(1)第4連関群に所属することが判明していたk不眠蚕(nm-k)の座位を決定するために3点実験を行い、座位(28.6)を決定した。(2)自然突然変異として得た不眠蚕(仮称nm-x)の連関検索を行い、第12連関群に所属することを明らかにした。(3)盧不眠蚕(nm^n)の連関検索を行い、第11連関群に所属することを明らかにした。(4)ついで3点実験を行い、座位を11.6と決定した。
3.不眠蚕の生化学的分析(藤井・土井良) 遺伝的不眠蚕は体液タンパク質の発現からみて発育不全型と老化型の2型に分類できることを既に明らかにしている。本研究で見いだしたnm-x、盧不眠蚕(nm^n)と石河不眠蚕(nm-i)の体液タンパク質を電気泳動で分析した結果、(1)nm-iとnm-xは共に同じ蛾区に分離する正常蚕に比べ、若齢体液タンパク質(PYL-A群, PYL-B群)成分の濃度が高く、貯蔵タンパク質(SP-1,SP-2)は低く、発育不全型に類別させた。nm^nは正常蚕に比べ若齢体液タンパク質の濃度が低く、体液タンパク質の発現は既知の不眠蚕のものとは異なっていた。(2)若齢体液タンパク質の種々のクロマトグラフィで分離を試みたが単離することが出来なかった。

報告書

(1件)
  • 1992 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 土井良、宏: "カイコの新突然変異、日本油の遺伝学的研究" 日蚕雑. 61. 451-456 (1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書

URL: 

公開日: 1992-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi