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PQQおよびTOPAに対するモノクローナル抗体の作製とその応用

研究課題

研究課題/領域番号 04660098
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 応用生物化学・栄養化学
研究機関京都女子大学短期大学部

研究代表者

成田 宏史  京都女子大学短期大学部, 生活科学科, 助教授 (30155999)

研究期間 (年度) 1992
研究課題ステータス 完了 (1992年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1992年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワードPQQ / モノクローナル抗体 / 酵素抗体法 / キノプロテイン
研究概要

PQQは微生物由来の酸化還元酵素の補酵素であるが,近年マウスでPQQ欠乏症が観察されたり,PQQに抗白内障活性が示されるなど,その生理作用,薬理作用に関する研究も盛んになってきている。一方,一昨年PQQと思われていたものがTOPAであったという報告が出され,PQQ研究はその本態に関しても論争の的となっているのが現状である。本研究はPQQ,TOPAに対するモノクローナル抗体を作製し,これを用いてPQQ研究に免疫学的手法を導入し,解析することを目的とした。
PQQをカコ貝ヘモシアニンにハプテン化し,これを抗原として免疫したマウスの脾臓細胞と骨髄腫細胞を融合させ,常法に従い2つのIgGと3つのIgMモノクローナル抗体を得た。競合酵素抗体法においての遊離のPQQで阻害のかかった前者に関しては,各種抗原類似体に対する結合能を解析し特異性を明らかにした。また,親和性の高いIgGを用いた競合酵素抗体法により,20nM〜2μMのPQQの微量定量が可能となった。一方,これらの5つの抗体を用いて酵素活性の中和,ウエスタンブロッティングによる解析を行い,共有結合的にPQQを持っていると報告されているモノアミン酸化酵素やアミン脱水素酵素の補欠分子の解析を行ったが,これらの酵素がPQQを持っているという証拠は得られなかった。TOPAに関しては特異的な抗体が得られなかった。
今後さらに定量法を高感度化し,各種食品,生体試料中のPQQを定量する予定である。

報告書

(1件)
  • 1992 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 森下 恵美: "モノクローナル抗体の作製と応用" 京都女子大学食物学会誌. 47. 1-18 (1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] 成田 宏史: "モノクローナル抗体を用いたPQQ、OPQの高感度定量法の開発" バイオサイエンスとインダストリー. 51. 237-239 (1993)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書

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公開日: 1992-04-01   更新日: 2016-04-21  

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