• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

マツノマダラカミキリ誘引物質の活性をマスクする物質の探索

研究課題

研究課題/領域番号 04660146
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 製造化学・食品
研究機関香川大学

研究代表者

山崎 徹  香川大学, 農学部, 教授 (50036042)

研究期間 (年度) 1992 – 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1993年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
1992年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワードMonochamus alternatus / カミキリムシ科 / Pinus densiflora / 健全なマツ / 誘引物質 / 誘引活性マスク物質 / 静止姿勢誘導物質 / (+)‐juniperol / (+)‐pimaral / マスク物質 / 行動停止・静止作用
研究概要

(1)アカマツ幹の精油を-80℃のシリカゲルカラムで炭化水素画分とマツノマダラカミキリ雌成熟成虫誘引物質を含む含酸素画分に分画し,室内生物検定(飛翔・歩行・忌避行動観察)を行った。その結果,炭化水素画分中に誘引物質の活性をマスクする物質が含まれていることが明らかとなった。
(2)葉の精油の炭化水素画分にもマスク物質が含まれる。葉の精油の含酸素画分には忌避物質が含まれる。
(3)TLCとGCを用いて,幹及び葉の精油の減圧蒸留残留油からマスク物質を95.1〜98.1%の純度で分離した。
(4)この粗物質は雌成虫の誘引源への定位行動を停止させ,その場で静止姿勢を持続させる新規な作用を示す。
(5)この粗物質はきわめて不安定で,例えば,n__--ペンタン溶液として暗所でN_2下,-20℃で保存しても初めの10日間で60%が別の物質に変化してしまう。但し,油状物は比較的安定である。
(6)TLC/GCに代わる方法として,減圧蒸留残留油からリクロソルブRP-18カラムを用いた逆相HPLCによる迅速で効率的なマスク物質単離法を確立した。
(7)今後,単離物質についてさらに詳細に検定し,マスク物質を同定する。その上で,この新規な作用の機作を解明したい。

報告書

(3件)
  • 1993 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1992 実績報告書

URL: 

公開日: 1992-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi