研究課題/領域番号 |
04660153
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
林学
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
鈴木 正之 筑波大学, 農林工学系, 教授 (10015638)
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研究期間 (年度) |
1992
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研究課題ステータス |
完了 (1992年度)
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配分額 *注記 |
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1992年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
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キーワード | フェラーバンチャ / プロセッサ / 高性能林業機械 |
研究概要 |
ブームの先端に伐木・造材装置を装置する形式をとる車両系林業機械は、主としてわが国林地の地形的要因から、その導入が欧米の先進国に比しかなり遅れた。この研究ではこの種機械の導入に対し、わが国の森林の諸条件に対応するための基礎的資料をうることを目的として以下の検討を行った。1.試用段階にあるハーベスタおよびプロセッサを対象として、ブーム先端の作業機または作業機に保持された伐倒木の重心位置を目的点としてその作業中の運動状況を購入測定機器により現地に記録し、後研究室において電算機による画像処理すなわち、目的点の座標変化による速度、加速度を演算表示させながら解析を行った。2.上記解析の結果を参考にして、目的点の加速度を、それと一致する運動座標系上の加速度、運動座標系に相対的な加速度、コリオリの加速度の3成分に分けて求める算定式を立て、これによっては各種条件の変動に対するシミュレーションを行った。3.シミュレーションの結果から求めた加速度に対し、運動方程式より目的点に作用する諸種の力の大きなならびにそれらに方向を算定した。 以上本年度に計画した事項のうち、直接作業機に加わる力およびモーメントの算定までを終えたが、予算の関係などから測定機の選定・購入に手間どり、車両形式の機体全体への上記算定に係わる諸力の影響については検討できなかった。今後作業機の運動に原因する機体全体への安定性への影響のうえから、車体部と作業機の基本的な構成・配置の問題作業方法などについての問題について検討を続ける予定である。
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