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苗畑害虫根切り虫の防除及び発生予察に関する基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 04660157
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 林学
研究機関東京大学

研究代表者

山根 明臣  東京大学, 農学部(林), 教授 (30182588)

研究分担者 片桐 一正  東京大学, 農学部, 教授 (60211158)
小久保 醇  東京大学, 農学部(林), 講師 (10012072)
石田 健  東京大学, 農学部(林), 助手 (90192484)
山中 征夫  東京大学, 農学部(林), 助手 (50012092)
鈴木 誠  東京大学, 農学部(林), 助手 (40012091)
研究期間 (年度) 1992
研究課題ステータス 完了 (1992年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1992年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワード根切り虫 / コガネムシ類成虫 / フェロモン / カイロモン / 誘蛾灯 / 林業苗畑 / 千葉演習林 / 害虫総合防除
研究概要

苗畑やゴルフ場において根切り虫被害が重大な問題となり、その省農薬的防除法の確立が要請されている。コガネムシ類について、フェロモン、カイロモンの有効利用法を開発し、従来からの光誘引の弱点を補う新しい予察或いは防除技術を確立するための基礎的研究を行った。
コガネムシ類のなかにはマメコガネのように趨光性がないため、誘蛾灯に誘致されず発生予察或いは防除(大量誘殺)できない種類がある。最近、本種の性フェロモンが明らかにされ比較容易に利用できるようになった。同様にヒメコガネについてもフェロモン剤が開発されており、ドウガネブイブイについても実用化が近い。
本研究ではヒメコガネ、マメコガネの性フェロモン剤、及びコガネムシ類のカイロモン剤と誘蛾灯を誘引源とし、東京大学千葉演習林、秩父演習林及び田無試験地を試験地として誘引試験を行った。千葉演習林では林況など環境の異なる4地点に設置した。
試験地によって種類相は若干異なったが、大量のヒメコガネ、マメコガネが捕獲され、特にフェロモン剤には1日当たり数百頭の大量の成虫が誘引されている。当地方で幼虫密度の高いアカビロードコガネはカイロモン剤と光に反応した。光に誘引されないマメコガネがフェロモン剤に大量に誘引されることは、発生予察或いは駆除技術素材として有望である。
種類によっては光、フェロモン、カイロモン(芳香剤)に対する反応の時期に違いがあり、成虫の反応性は日齢によって違いがあることを示すものと推測される。

報告書

(1件)
  • 1992 実績報告書

URL: 

公開日: 1992-04-01   更新日: 2018-02-02  

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