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水田跡地における樹園地の基盤整備に関する基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 04660244
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 農業土木
研究機関山形大学

研究代表者

神尾 彪  山形大学, 農学部, 教授 (00007072)

研究期間 (年度) 1992 – 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1993年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1992年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワード水田跡地 / 転換樹園地の造成 / 根群分布 / 落葉果樹 / 土壌水分張力 / 地下水位 / 茎熱収支法 / 庄内柿 / 根群の深度分布 / 庄内柿のLAI
研究概要

山形県庄内平野のような水稲単作地帯では,果樹を新植することになると、水田の一部を畑地に転換して植え付けることが多い。果樹は同一場所に長年月栽培されるので,水田跡地の利用にあたっては長期的な展望に立って,定植前に,まず,果樹園としてふさわしい土地基盤に整備をする必要がある。したがって,水田跡地における転換樹園地の造成,土地改良事業及び畑地灌漑などの計画樹立への必要な基礎資料を得る目的で,水田跡地の樹園地(ナシ・ブドウ・オウトウ・カキ)において,落葉果樹の根群分布,土壌水分張力,地下水位及び土壌水分収支などの実態調査を行った。更に,落葉果樹の幹内流量(蒸散量)を明らかにするために,茎熱収支法を落葉果樹に適用して,幹内流量の測定を行った。その結果,次のことが明らかとなった。
1.西洋ナシ樹園地を造成する際には,西洋ナシ樹に土壌水分変動のストレスを与えないように,灌水施設を設置して畑地灌漑を行う必要がある。
2.ブドウ樹,カキ樹及びナシ樹のような深根性の果樹を定植する場合には,定植前に,樹園地としてふさわしい土地基盤(地下水位の低下,土層改良など)に整備をしておく必要がある。
3.ナシ,ブドウ,オウトウ及びカキの各樹園地では,いずれも日中蒸散により,土壌水分張力値は顕著に増大し,夜間に漸減する通日変動を示した。
4.カキ樹園地の深度100cm以浅の土層における保水量の実測値と推定値の適合性は雨天日を除くと,比較的良好であった。

報告書

(3件)
  • 1993 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1992 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] 神尾彪・遠藤裕治: "樹園地におけるカキ“平核無"樹の根群分布と土壌中水分の変化" 山形大学農学部農場報告. 第5号. 5-14 (1993)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1993 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Akira Kamio ・ Uuuji Endo: "Distribution of Root System of Japane Persimmon "hiratanenashi" and Soil Moisture Fluctuation in the Orchard, The Research" Farm, Faculty of Agriculture, Yamagata University. 5. 5-14 (1993)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1993 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 神尾 彪・遠藤裕治: "樹園地におけるカキ“平核無"樹の根群分布と土壌中水分の変化" 山形大学農学部農場報告. 第5号. 5-14 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 神尾 彪ほか1名: "庄内柿樹園地における根群分布と土中水分の変化" 平成4年度農業土木学会大会講演会講演要旨集. 320-321 (1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] 神尾 彪ほか2名: "ブドウ樹園地における根群分布と地下水位及びpF値の出現率について" 平成4年度農業土木学会大会講演会講演要旨集. 394-395 (1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書

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公開日: 1992-04-01   更新日: 2016-04-21  

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