| 研究課題/領域番号 |
04660282
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| 研究種目 |
一般研究(C)
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| 配分区分 | 補助金 |
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| 研究分野 |
畜産学
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| 研究機関 | 東北大学 |
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研究代表者 |
山岸 敏宏 東北大学, 農学部, 教授 (30005607)
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| 研究分担者 |
篠原 久 東北大学, 農学部, 助手 (50178886)
太田 実 東北大学, 農学部, 助教授 (00005670)
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| 研究期間 (年度) |
1992 – 1993
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| 研究課題ステータス |
完了 (1993年度)
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| 配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1993年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1992年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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| キーワード | ブラーマン種 / 和牛品種 / 交雑 / 飼料利用性 / 消化率 / 生理諸元 / ホルモン濃度 / 黒毛和種 |
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| 研究概要 |
本研究ではBos indicusに属するブラーマン種の遺伝的特性の和牛品種への導入が、わが国の牛肉生産体系の中で有効か否かを検討した。ブラーマン種(Z)と黒毛和種(BB)の交雑種(1/2Z、1/4Z)とBB種、日本短角種(NN)およびB×BNを用いて、増体能力、飼料利用性、血漿中生理諸元と各種ホルモン濃度を調査し、それらの品種グループ間差異の有無を検討した。
1)飼料利用性、生理諸元およびホルモン濃度における品種グループ間比較において放牧期には成雌の1/2Z、BB、育成雌の1/4Z、BB、各4頭、計16頭を、舎飼期には1/2Z、1/4Z、各3頭、BB(育成雌)4頭、計10頭をそれぞれ供試した。7月と10月の放牧時に採血、舎飼時では給餌後に8時間連続採血し、血漿中の生理諸元、IGF-I、T_3およびインスリン濃度を測定した。いずれの時期でもコレステロールは1/4Z>Bであったが、逆にトリグリセリド、総蛋白質では1/4Z<Bであった。他の血漿中成分、IGF-I、T_3には品種間差はなかった。また給餌後のインスリンの上昇反応は1/4Z≧Bであったが、対応するグリコースのそれには品種間差はみられなかった。
2)飼料利用性における品種グループ間比較において、BB6頭、NNとBBN各4頭およびBZB2頭、計16頭を用いて、放牧時の食草量、乾物と成分の消化率、食草・反〓回数および増体能力について品種グループ間で比較した。1日平均増体量ではNNが化品種よりも大きかったが、NNを除く品種の間には差異はみられなかった。NNは他品種に比べ粗繊維の消化率には7月のNDFとADFでは高い傾向がそれぞれみられたものの、代謝体重あたりの乾物摂取量と乾物および蛋白質消化率には品種間差はなかった。食草・反〓回数には季節による違いはみられたが、品種間に差はみられなかった。これらの結果の原因として、各品種の一群放牧により品種の特性が打ち消されたこと、食草量や糞量の推定のために投与した酸化クロムカプセルの放出量が一定でなかった可能性があり、今後の検討が必要である。
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