研究課題/領域番号 |
04660320
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
基礎獣医学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
局 博一 東京大学, 農学部, 助教授 (30142095)
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研究分担者 |
土井 邦雄 東京大学, 農学部, 教授 (70155612)
菅野 茂 東京大学, 農学部, 教授 (70111482)
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研究期間 (年度) |
1992
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研究課題ステータス |
完了 (1992年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1992年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | 喉頭 / 感覚受容器 / 気道反射 / 上気道 / カプサイシン / ヒスタミン / 上喉頭神経 / 冷気刺激 |
研究概要 |
1.喉頭感覚受容機構に関する研究 (1)圧刺激‥上喉頭神経の求心性活動(感覚受容)は、ネコ、ヤギ、ブタ、ラット、モルモットの全ての動物で陽圧刺激に対して明瞭な応答を示した。単一神経記録では、多くの陽圧感受性受容器の他に、一部陰圧感受性受容器の存在が確認された。ネコ、ヤギ、ブタでは喉頭の陰圧刺激によって吸気時間の延長と、後輪状披裂筋(声帯)の活動増強が出現したが、イヌで知られている反応に比べるとかなり弱かった。 (2)温度刺激…ネコの上喉頭神経中に、気流の温度低下に応答する受容器の存在が確認された。これはイヌに続いて2番目の発見である。また喉頭部を20℃以下に冷却すると、末梢の気管平滑筋に反射性の収縮が生じた。この反応は冷気吸入による喘息発作誘発の要因として関与することも考えられる。 (3)化学的刺激…喉頭粘膜にカプサイシンの溶液を作用させると、モルモットおよびラットでは著明な呼吸抑制が、ラットでは同時に徐脈と血圧上昇が生じた。これらの成績から、両動物の喉頭粘膜にはC-fiberが存在することが示唆された。モルモットでは喉頭粘膜へのヒスタミン作用で、同様な呼吸抑制が発現したが、ラットでは生じなかった。これらの化学受容器は粘膜における神経性炎症(Neurogenic inflammation)の機序として関与するものと思われる。 2.中枢内投射領域の同定に関する研究 上喉頭神経の中枢内投射領域をHRP法を用いて追求した。現在研究は進行中であるが、喉頭粘膜の受容器の大部分は延髄孤束核に、後輪状披裂筋および輪状甲状筋からの線維は後疑核の他、一部は後顔面核に投射した。筋群からの投射の多くは中等度の大きさの細胞体を含んでおり、明らかに遠心性(運動性)のニューロンを示した。
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