研究課題/領域番号 |
04670022
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
解剖学一般
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研究機関 | 宮崎医科大学 |
研究代表者 |
菅沼 龍夫 宮崎医科大学, 医学部, 教授 (60115350)
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研究分担者 |
生沼 勉 宮崎医科大学, 医学部, 助手 (20168842)
川野 純一 宮崎医科大学, 医学部, 助手 (10136822)
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研究期間 (年度) |
1992 – 1993
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研究課題ステータス |
完了 (1993年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1993年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1992年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | 粘液糖蛋白質 / レクチン / GSA-II / 消化管 / 副細胞 / コア蛋白質 / 抗体 / 免疫組織化学 / ラット / 胃粘膜 / アフィニティー精製 / TFMS' / core蛋白質 |
研究概要 |
胃底腺副細胞、噴門腺細胞、幽門腺細胞および十二指腸ブルンネル腺細胞に共通して発現するGriffonia simplicifolia agglutinin(GSA-II)が認識する粘液糖蛋白質を精製するために以下の実験を行った。ラット胃粘膜をホモジナイズし、Sephacryl S-1000カラムによりGSA-II認識粘液糖蛋白質をふくむ高分子量画分を分離し、ヒママメレクチン(RCA-I)アガロースとバンデイラマメ(GSA-II)レクチンアガロースによるアフィニテイ精製を繰り返し、GSA-II認識糖蛋白質(GMG)を分離精製した。さらにこのGMGにtrifluoromethansulfonic acid(TFMS)処理を施し、GMGのdeglycosylationを行いdeglycosylatedGSA-II認識糖蛋白質(deGMG)をうることに成功した。このdeGMGを家兎に免疫し、抗血清を得た。得られた抗血清のcharacterizationを行ったところdeGMGに対する本抗血清の特異性が確認された。本抗血清を用いてラットの種々の組織を免疫染色して検索したところ、胃底腺副細胞の粘液果粒、十二指腸腺のゴルジ野が強く染色され、胃底腺表層細胞、小腸杯細胞のゴルジ野にも染色が認められ他の組織では反応が認められなかった。これらの結果から本抗体はGMGの蛋白質部分を認識していることが判明した。このようにGMGに対する特異抗体をうることが出来たので免疫スクリーニング法によるGMGのコア蛋白質部分をコードするcDNA解析への基盤が完成した。
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