研究課題/領域番号 |
04670025
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
解剖学一般
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研究機関 | 埼玉医科大学 |
研究代表者 |
中島 裕司 (1994) 埼玉医科大学, 医学部, 講師 (80207795)
平光 〓司 (平光 O司) (1992-1993) 埼玉医科大学, 医学部, 教授 (60049773)
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研究分担者 |
山岸 敏之 (山岸 芳仁) 埼玉医科大学, 医学部, 助手 (60255122)
比留間 民子 埼玉医科大学, 医学部, 助手 (70118644)
山崎 芳仁 埼玉医科大学, 医学部, 講師 (60200672)
中島 裕司 埼玉医科大学, 医学部, 講師 (80207795)
杉 雪子 埼玉医科大学, 医学部, 助手 (60137825)
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研究期間 (年度) |
1992 – 1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1994年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1993年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1992年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
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キーワード | 予定心臓中胚葉 / 心筋細胞 / 分化 / 成長因子 / ニワトリ胚 / 大血管転位 / レチノイン酸 / マウス胚 / 筋小胞体 / 形質転換成長因子 / 心臓 / 血管 / 発生 / 細胞分化 / 体外培養 / 平滑筋細胞 / 内皮細胞 |
研究概要 |
1.三胚葉形成直後のニワトリ胚の予定心臓中胚葉は血清を含まないイ-グル最小必須培地(MEM)中で単独で培養すると拍動組織を形成しないが、内胚葉、あるいは血清とともに培養すると拍動組織を形成する。また、成長因子を単独でMEMに加えたところ、インスリン様成長因子-1(IGF-1)とアクチビンAは100%の頻度で、bFGFは60%の頻度で予定心臓中胚葉を拍動組織に分化させた。 2.ニワトリ胚心筋細胞のミトコンドリアを発生段階を追って観察したところ、空胞をもったミトコンドリアが見られた。このようなミトコンドリアはすべての発生段階において観察されたが、孵卵3日と4日の胚において最も多く見られた。この空胞にはカルシウムが蓄積されていることがX線微小部分析法によってわかった。 3.ニワトリ胚心筋細胞において筋小胞体が形成される過程を形態学的に調べ、生理機能の発達との関係を調べた。筋小胞体は心筋細胞の拍動開始直後のニワトリ胚において初めて観察され、stage38までにほぼ完成することがわかった。また、細胞内カルシウム濃度測定装置を用いた実験により、筋小胞体はstage10という初期に機能していることがわかった。 4.レチノイン酸投与による大血管転位症マウス胚心臓の流出路の形成過程を形態学的に調べるために鋳型を作製して、正常なものと比較した。その結果、心臓流出路近位部に形成される心球堤の低形成が原因で原始右心室から大動脈への血流路が残存することがわかった。 5.ニワトリ胚の発生過程においてin situ hybridization法を用い、形質転換成長因子(TGF)β3のmRNAの局在を検索した。その結果、TGFβ3mRNAはH-H stage14からstage23においては心筋・血管に局在するが、stage26では消失していくことが明らかになった。
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