研究課題/領域番号 |
04670050
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
生理学一般
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研究機関 | 高知医科大学 |
研究代表者 |
入交 昭彦 高知医科大学, 医学部, 教授 (30025605)
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研究分担者 |
山城 敏行 高知医科大学, 医学部, 講師 (10145138)
市ノ渡 孝子 高知医科大学, 医学部, 教務職員 (90145152)
安藤 元紀 高知医科大学, 医学部, 助手 (20222789)
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研究期間 (年度) |
1992
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研究課題ステータス |
完了 (1992年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1992年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | 誘電率 / 導電率 / インピーダンス / 表面電極 / 肺組織 / 周波数依存性 / 肺胞モデル / 肺水腫 |
研究概要 |
誘電スペクトル解析法により、正常肺および異常肺(水腫肺)について生組織中での肺胞の機能動態を、肺の組織構築を壊すことなく追跡することを試みた。 1)摘出肺葉(正常)の誘電測定 (1)100Hz〜500MHz域にわたる精密誘電測定をおこない、誘電スペクトル特性と含気率との関係を確定した。 (2)形態情報を組み入れた肺組織の誘電体モデルをつくり、肺bulk impedanceの周波数依存性を濃厚分散系の誘電理論を用いて予測した。 (3)In situ肺の誘電測定に適用できる「同心円型表面電極」を試作し、従来の平行板型電極によって得られた誘電特性量との異同について調ベた。10kHz〜100MHz域においては、ほぼ同一の誘電挙動が認められ、同心円型表面電極がin situ測定に有用であることが判明した。 2)肺水腫生成過程の追跡 (1)同心円型表面電極を用いて、実験的肺水腫の生成過程を誘電挙動の変化として捉えた。肺循環灌流圧および気道内圧を変化させることにより誘電挙動に著明な差異が生じた。 (2)特性量Δε,Δκおよびloss tangent値に着目すると、時間経過とともに増加傾向を示したので、肺湿重量の変化をよく反映することが判った。これらのパラメータが肺水腫の重症度の評価に際し、有用な指標を与えるものと考えられる。 3)In situ肺の誘電測定 摘出肺からさらにすすめて、in situ肺の誘電測定について調べている。開胸露出した肺葉の表面に電極を密着させ、肺気量を周期的に変えた場合、肺内気量の変化とともに測定値が変化することが判明した。
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