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副交感神経支配と選択的心臓機能制御機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 04670112
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 薬理学一般
研究機関信州大学

研究代表者

古川 安之  信州大学, 医学部, 講師 (10111791)

研究期間 (年度) 1992
研究課題ステータス 完了 (1992年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1992年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワード心臓 / 副交感神経 / 心調律 / 房室伝導 / 心房内圧 / 心筋収縮力 / 選択的神経支配 / 徐脈薬
研究概要

麻酔開胸犬を用い、局所心臓内副交感神経刺激法を用い、心拍数(洞調律)、房室伝導時間、右心房内圧(右心房筋収縮力)の局在した副交感神経節による選択的な心臓機能調節の可能性を検討した。洞調律支配副交感神経刺激による心拍数の減少、右心房内圧の減少と両側頭部副交感神経刺激による心拍数減少は局所への神経節遮断薬投与によってほぼ完全に抑制されたが、頸部副交感神経刺激による右心房内圧の低下は抑制されなかった。また、房室結節支配副交感神経刺激は房室伝導時間を延長し、これは節遮断薬によって抑制された。これらの結果から、洞調律、房室伝導は局在した神経節と対応した選択的対応があるが、右心房内圧については、これを選択的に調節する副交感神経節はなく、むしろ多重支配となっていることが判明した。
また、摘出右心房、左心室筋標を用い、徐脈薬の洞調律、心房筋収縮力、心室筋収縮力に対する作用を検討し、徐脈薬、UL-FS 49が心拍数を減少させ、心房筋収縮力を増加させ、心筋収縮力を低下させること、ノルエピネフリンによる心拍数の増加を抑制するが、心筋収縮力の増加は抑制しないことが観察された。これらの結果より、徐脈薬による洞調律の薬物による選択的な調節の可能性が示された。

報告書

(1件)
  • 1992 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Y.Furukawa,S.Takayama,S,Sawaki,Y.Inoue,S.Chiba: "A bradycardic agent,UL-FS 49 increases atrial force and decreases ventricular force in isolated,perfused heart preparations of dogs." Journal of Phrmacology and Experimental Therapeutics. (1993)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書

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公開日: 1992-04-01   更新日: 2016-04-21  

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