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宿主細胞によるウイルスタンパク質活性化機構

研究課題

研究課題/領域番号 04670163
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 病態医化学
研究機関徳島大学

研究代表者

松田 佳子  徳島大学, 工学部, 教授 (40035449)

研究分担者 長宗 秀明  徳島大学, 工学部, 助手 (40189163)
辻 明彦  徳島大学, 工学部, 助教授 (20155360)
研究期間 (年度) 1992
研究課題ステータス 完了 (1992年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1992年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワードウイルス活性化機構 / トランスゴルジ膜 / プロセシングプロテアーゼ
研究概要

パラミクソウイルスのエンベロープタンパク質で膜融合活性をもつFは,宿主細胞内のトランスゴルジ領域で宿主細胞のプロセシングプロテアーゼにより活性化されるが,我々はラット肝より調製したトランスコルジ膜より,前駆体Fを活性化するプロテアーゼを単離精製した。本酵素はCa依存性のセリンプロテアーゼであった。合成基質としてはBac‐QPR-MCAをよく切断したが他の基質はあまり切断しなかった。DFPで阻害されるが^3H-DFPで標識すると分子量67Kのタンパク質が標識された。この酵素はfurinとは異なるものと考えられる。またラット肝トランスゴルジ膜には,上記のプロセシングプロテアーゼの他の活性は弱いがメタロプロテアーゼも存在しており,Fタンパク質の活性化を行うことが明らかとなった。一方,前駆体Fタンパク質と成熟体Fタンパク質を標識するモノクローナル抗体を作成中であるが,F_G認識抗体のクローンを2株とF_1認識抗体のクローン3株を分離した。これらの抗体を使ってFタンパクの細胞内での前駆体と成熟体の分布を明らかにできる。
次にプロセシングプロテアーゼのcDNAのクローニングはfurinのアミノ酸配列の一部を用いて,またヌクレオチドを合成し,プライマーとしてPCR法を用いて,種々の組織のcDNAライブラリー及び単離mRNAにより作成したcDNAよりクローニングを行い,2つの新しいプロセシングプロテアーゼのクローンを得ている。現在これらの新プロセシングプロテアーゼの全またヌクレオチド配列を研究中である。

報告書

(1件)
  • 1992 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] J.A.Walker T.Yoshida T.Sakaguchi Y.Kawaoka Y.Matsuda: "I.ocation and Characterization of the Cellular Enzyme That Cleaves the llemagglutinin of a Virulent Avian Influenza Virus" Virology. 190. 278-287 (1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書

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公開日: 1992-04-01   更新日: 2016-04-21  

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