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オステオポンチン遺伝子の発現と機能解析

研究課題

研究課題/領域番号 04670216
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 実験病理学
研究機関大分医科大学

研究代表者

秋月 真一郎  大分医科大学, 医学部, 助手 (80159334)

研究分担者 瀬戸口 美保子  大分医科大学, 医学部, 助手 (20236110)
山本 俊輔  大分医科大学, 医学部, 教授 (90040188)
研究期間 (年度) 1992
研究課題ステータス 完了 (1992年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1992年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワードosteopontin / mouse and human / recombinant / expression / regulatin / genome / antibody / cDNA
研究概要

1.OP遺伝子の発現解析:a)mOP遺伝子の5'上流3kbを明かにした。 b).ヒトOP(hOP)ゲノム遺伝子の全構造を明らかにした。hOP遺伝子は7個のエキソンからなり、7.7kbの長さで、マウスのものに比べて1.7kb長い。これはエキソン構成はマウスとほぼ同じであるが、第3イントロンが長いためであった。転写開始点の上流約2.3kbまでの塩基配列を決定し、マウスおよびブタ(国外研究者の報告)のものと比較した。いずれの配列とも高い相同性を示すが、マウスの配列との間には‐676‐‐286間に比較的長いギャップが認められた。 c).マウスおよびヒトOPゲノム遺伝子5'領域をCATベクター(pSVO‐CAT)に連結し、CATアッセイを行った。マウスでは‐431‐‐265間に、ヒトでは‐474‐‐270間に単球系細胞で特異的に転写活性を亢進させる。領域が存在することを確認した。さらにヒトでは問題のシス領域が‐439‐409間に局在することを明かにした。この領域にゲルシフトアッセイ法で唯一の核蛋白が結合することを確認した。
2.リコンビナント(r)OPの分離:ヒトのrOPを大腸菌系で、マウスのrOPを昆虫系で発現させ、HPLCで精製した。
3.rOPによるOP機能の検索:rOPにマクロファージおよびメラノーマ(B16‐BL)細胞のフィブロネクチンに対するハプトタキシスを阻止する作用があることをin vitroで確認した。さらに、B16‐BLとrOPをマウスに静脈注射することにより、rOPは有意にB16‐BLの肺転移を阻止することを観察した。転移抑制効果はヒトおよびマウスのrOPの両者で確認された。
4.抗OP抗体の作成と応用:rOPに対するウサギ抗体を作成し、諸細胞や病態におけるOPの変化を追求している。

報告書

(1件)
  • 1992 実績報告書

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公開日: 1992-04-01   更新日: 2016-04-21  

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