研究課題/領域番号 |
04670262
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
細菌学
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研究機関 | 久留米大学 |
研究代表者 |
目加田 英輔 久留米大学, 分子生命科学研究所, 教授 (20135742)
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研究分担者 |
馬田 敏幸 久留米大学, 分子生命科学研究所, 助手 (30213482)
岩本 亮 久留米大学, 分子生命科学研究所, 助手 (10213323)
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研究期間 (年度) |
1992
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研究課題ステータス |
完了 (1992年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1992年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
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キーワード | ジフテリア毒素 / リセプター / DRAP27 / CD9 / 発現クローニング |
研究概要 |
本研究の目的は、ジフテリア毒素リセプターアソシエートタンパク質DRAP27の役割を解析することである。そのために、Vero細胞で作製したcDNAライブラリーから、発現クローニング法によってDRAP27cDNAのクローニングを行い、以下の事を明らかにした。 1.得られたDRAP27cDNAの塩基配列を解析したところ、DRAP27は細胞膜を4回貫通した膜タンパク質であること、DRAP27が血小板等の抗原として知られているCD9のモンキーホモローグであることが解った。 2.DRAP27がジフテリア毒素感受性やジフテリア毒素の細胞への結合に関与するかどうかを調べるために、クローニングしたcDNAをDRAP27を発現していないがジフテリア毒素に弱く感受性であるヒトーマウス雑種細胞(3279-10細胞)にトランスフェクションして、その効果を調べた。その結果、DRAP27は3279-10細胞の細胞表面のジフテリア毒素リセプター数を約10倍増加させ、毒素感受性を約30倍高めることが解った。一方ジフテリア毒素リセプターを持たないマウスL細胞にDRAPを発現させた場合には、毒素感受性や結合に何の効果ももたらさなかった。これより、DRAP27自体はジフテリア毒素に対する結合性を持たないが、細胞表面のジフテリア毒素リセプター数を著しく増加させる働きがあり、これによって細胞の毒素感受性を高めることが解った。 3.DNAおよびタンパク質のホモロジー検索を行った結果、DRAP27にホモロジーがあるタンパク質9種類が見つかった。これらのタンパク質は全て膜を4回貫通する特徴的な構造をしており、新しい膜タンパク質ファミリーを形成しているものと思われる。
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