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骨髄細胞の分化におけるサイクリン複合体の役割

研究課題

研究課題/領域番号 04670292
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 免疫学
研究機関熊本大学

研究代表者

富永 明  熊本大学, 医学部, 助教授 (50172193)

研究期間 (年度) 1992
研究課題ステータス 完了 (1992年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1992年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワードサイクリン / レチノブラストーマ蛋白質 / GM-CSF / 細胞周期 / サイクリン依存性キナーゼ / 細胞分化 / 骨髄細胞 / マクロファージ
研究概要

正常マウス骨髄細胞より、Whitlock-Witteの培養法でリンパ球様細胞株を得、さらに骨髄支持細胞株ST2上でIL-5存在下に培養を続けることにより、ST2とIL-5の両方に依存性の細胞株を得た。この細胞株のうち免疫グロブリン遺伝子の再構成の起こっていない細胞株を用いて今回の実験を計画をした。この細胞株は、IL-3,IL-5に反応して分裂し、GM-CSFに反応してマクロファージに分化する。これらの細胞株のうち、J7とJ13の2種の細胞株の性状を解析した。これらの細胞株はIL-5に依存性であり、さらに骨髄支持細胞にも依存性を示す。この骨髄支持細胞依存性の一部はc-kitのリガンドであるstem cell factorへの依存性で説明できる。J7は免疫グロブリン遺伝子の再構成が起こっておらずproB細胞と思われる。J13は片方の染色体でDJの再構成が起こっている。J7、J13ともにλ5、mb-1、B220のmRNAを発現しており、しかもsterile μ mRNAの発現もある。特に、これらB/マクロファージ系の細胞がGM-CSFに反応してマクロファージに分化する過程でのpRb、G1サイクリン複合体の変化を追究中である。J7をIL-5と共に培養した場合とGM-CSFで培養した場合とで坑pRB抗体による免疫沈降物を比較検討している。また、サイクリンD1、D2に対する抗体を作製したところで、CDK4に対する抗体を作製すべく免疫を続けているところである。また、グルタチオンS-トランスフェラーゼに融合したこれら蛋白質を作製中である。

報告書

(1件)
  • 1992 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Murata,Y.et al.: "Molecular cloning and expression of the human interleukin 5 receptor." J.Exp.Med.175. 341-351 (1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] Tominaga,A.et al.: "Role of the interleukin 5 receptor systemin hematopoiesis:Molecular basis for overlapping function of cytokines." Bio Essays. 14. 527-533 (1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書

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公開日: 1992-04-01   更新日: 2016-04-21  

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