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T細胞によるアロMHC抗原認識のペプチド依存性に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 04670298
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 免疫学
研究機関放射線医学総合研究所

研究代表者

相沢 志郎  放射線医学総合研究所, 生理病理研究部, 主任研究官 (40159257)

研究期間 (年度) 1992
研究課題ステータス 完了 (1992年度)
配分額 *注記
1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1992年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワードキラーT細胞 / アロMHC / 抗原認識 / ペプチド
研究概要

本研究では、アロMHC抗原反応性T細胞の抗原認識におけるMHC分子結合ペプチド依存性の度合を明らかにするために、数十個のアロMHC抗原反応性キラーT細胞クローンを用い、キラー活性のペプチド依存性の割合を明らかにすることを目的とした。
正常C3H_°SW(H-2^b)マウスの脾細胞を限界希釈法でC3H(H-2^k)マウス由来脾刺激細胞と培養して60個の抗H-2_kアロ抗原特異的キラーT細胞(CTL)クローンを樹立した。各CTLクローンのC3Hマウス由来の5種類の標的細胞(ConA blast,LPS Blast,PEC,当研究所樹立C3Hマウス由来放射線誘発白血病細胞LE750,8313)に対するキラー活性は一様でなく、60個中26個は5種類の標的細胞に対してキラー活性を示したが、残りの半数以上は、何れかの標的細胞に対して極めて低いキラー活性を示した。この各標的細胞へのキラー活性の有無の不均一性が、標的細胞が産生するペプチドの不均一性によるものであることを明らかにするために、LE750白血病細胞に対してキラー活性を示すが8313白血病細胞に対してキラー活性を示さないCTLクローンを用い、キラー活性のペプチド依存性について検討を行なった。LE750白血病細胞より酸(TFA)抽出、Sepadex25カラムによりペプチド分画を得、次に低温(26℃)処理行なった8313標的細胞に添加することにより、これらCTLクローンによる8313標的細胞に対するキラー活性の回復が観察された。現在、関与するペプチドの多様性についてHPLCを用いた解析を行なっている。
以上の結果より、アロMHC反応性T細胞の少なくとも半数以上はペプチド依存性の抗原認識を行なっており、我々がこれまでにその存在を主張しているアロMHC拘束性T細胞に属するアロMHC反応性T細胞が多数存在することを示した。

報告書

(1件)
  • 1992 実績報告書

URL: 

公開日: 1992-04-01   更新日: 2016-04-21  

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