研究課題/領域番号 |
04670299
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
免疫学
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研究機関 | (財)東京都神経科学総合研究所 |
研究代表者 |
矢倉 英隆 (財)東京都神経研, 微生物学・免疫学研究部門, 副参事研究員 (60166486)
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研究分担者 |
片桐 達雄 東京都神経研, 微生物学・免疫学, 主任研究員 (00233742)
荻本 真美 東京都神経研, 微生物学・免疫学, 主任研究員 (80158609)
水野 一也 東京都神経研, 微生物学・免疫学, 主任研究員 (00219643)
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研究期間 (年度) |
1992 – 1993
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研究課題ステータス |
完了 (1993年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1993年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1992年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | チロシンホスファターゼ / CD45 / B細胞 / 中枢神経系 / MPTPδ / アポトーシス / シグナル伝達 / MPTPdelta / HPTPdelta / レセプター型チロシンフォスファターゼ / B細胞活性化 / MRPTP / HPTP / アイソフォーム・スイッチ |
研究概要 |
免疫系及び神経系細胞の活性化・増殖・分化の制御機構をチロシンホスファターゼの側面から解明することを目的として研究を進め、2年間に以下のことが明らかになった。 1.B細胞活性化・分化のチロシンホスファターゼによる制御:(1)未熟B細胞株WEHI-231、及び成熟B細胞株BAL-17からCD45陰性クローンを樹立して、親株と細胞の活性化の各種指標(蛋白質のチロシンリン酸化、カルシウムイオンの動員、抗原レセプター刺激による増殖の変化等)について比較検討した。その結果、CD45は未熟B細胞において抗原レセプターを介するシグナル伝達をネガティブに制御しているのに対し、成熟B細胞ではポジティブな制御をしている必須の分子であることが明らかになった。(2)CD45の細胞外領域によって、細胞内のホスファターゼ活性がどのように制御されているのかを、精製CD45と細胞外の異なるエピトープと反応する抗体を用いて検討した結果、ある特定のエピトープと反応する抗体によってのみ、酵素活性がdown-regulateされていることが明らかになった。 2.中枢神経系と免疫系に発現するチロシンホスファターゼMPTPδの解析 細胞外領域にIg様ドメインとフィブロネクチン様ドメインを持つ新しい遺伝子MPTPδをクローニングした。マウス脳内での発現は海馬、視床などに限局し、4種類中1種類のアイソフォームの発現は発達段階に特異的であった。また、胸腺での発現は、髄質に限られていた。以上の結果は、MPTPδが神経系・免疫系における分化の特定の段階を制御していることを示唆している。現在、この分子の機能解析を進めている。
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