研究課題/領域番号 |
04670306
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
衛生学
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
湯浅 保仁 東京医科歯科大学, 医学部, 教授 (80111558)
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研究期間 (年度) |
1992 – 1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1994年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1993年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1992年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | 遺伝子診断 / 危険因子 / 遺伝病 / 食道癌 / 大腸癌 / PCR / キャピラリー電気泳動 / 癌抑制遺伝子 / 悪性腫瘍 |
研究概要 |
1.食道がん 食道がんでがん抑制遺伝子DCCの突然変異と欠失の有無を調べた結果、転移例でDCCの異常が多かった。故にDCC遺伝子は食道がんの転移の危険因子として、遺伝子診断に用いられうることがわかった。 2.大腸がん 遺伝性非腺腫症性大腸がん(HNPCC)でマイクロサテライトDNAを解析したところ、高率にかつ転移がないがんでも異常が起こっていた。この結果は、マイクロサテライトDNAの異常がHNPCCに特徴的な変化であることを示す。 HNPCC家系由来DNAについてhMSH2遺伝子の異常をPCR-SSCP法で検討した。4家系で先天的異常が検出でき、これらの家系では発がんの有無を発症前に遺伝子診断することが可能となった。 3.遺伝子診断自動化のためのキャピラリー電気泳動法の臨床応用 キャピラリー電気泳動法は、直径50μm程度の細いキャピラリー管内でサンプルを電気泳動する方法であり、分離能が高くサンプルを連続的に調べられるので、自動化しやすい特徴があり、我々はこの方法に着目した。遺伝子診断の技術であるPCR-SSCP法・DNAハイブリダイゼーション法による点突然変異の検出系やマイクロサテライト異常の検出系を組み、結果の判定をキャピラリー電気泳動装置を用いて行った。アガロースゲル電気泳動と同等以上の分離能で解析ができ、キャピラリー電気泳動が遺伝子診断に有効であることを確認した。
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