研究課題/領域番号 |
04670323
|
研究種目 |
一般研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
公衆衛生学
|
研究機関 | 秋田大学 |
研究代表者 |
進藤 伸一 秋田大学, 医療技術短期大学部, 助教授 (90171074)
|
研究分担者 |
工藤 俊輔 秋田大学, 医療技術短期大学部, 助教授 (60234449)
|
研究期間 (年度) |
1992 – 1993
|
研究課題ステータス |
完了 (1993年度)
|
配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1993年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1992年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
|
キーワード | 要介護老人 / 離床時間 / 特別養護老人ホーム / 離床 |
研究概要 |
本研究の目的は、要介護老人の離床を進めていく上で目安となる一日の離床時間の目標を明らかにすることと、要介護老人の離床時間を規定している要因を明らかにすることである。対象は、二つの特別養護老人ホームに入所した、あるいは入所している142名の要介護老人である。 その結果、厚生省の「障害老人の日常生活自立度(寝たきり度)判定基準」で、ランクAの離床時間は、離床開始時では7時間以上、離床中止時でもほぼ7時間は維持されており、ランクBの離床時間は、離床開始時では6時間以上、離床中止時でもほぼ6時間は維持されていた。このことから、ランクAの要介護老人の離床時間を7時間以上、ランクBの要介護老人の離床時間を6時間以上維持できれば、それぞれの日常生活自立度は維持されると考えられた。 また、これまでは一般に、要介護老人の離床時間を規定している要因は、老人の移動能力や介護職員の人数であると考えられてきた。しかし今回の結果から、施設の規模、要介護老人当たりの介護職員の人数などにあまり差のない施設では、最も重要な要因は、離床プログラム(目標時間とそのチェック体制)やメニューを持っているかどうかであった。次いで、施設の物理的環境要因であり、特に、食堂やホールの椅子やチェアーの数、リクライニング車椅子の数、ベットの高さが適正か、などであった。
|