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座特異的モノクローナル抗体によるオロリムコイド型判定法の確立

研究課題

研究課題/領域番号 04670345
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 法医学
研究機関山形大学

研究代表者

梅津 和夫  山形大学, 医学部, 助教授 (10091828)

研究分担者 鈴木 庸夫  山形大学, 医学部, 教授 (70004588)
研究期間 (年度) 1992
研究課題ステータス 完了 (1992年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1992年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワードモノクローナル抗体 / オロソムコイド / 血清型
研究概要

オロソムコイド(ORM)は,ORM1座とORM2座からなることから,しばしば型判定に問題が生じた。ORMの正確な型判定を行なうには,両座を識別できるモノクローナル抗体が不可欠であるが,これまでなかった。そこで今回,座特異的なORMに対するモノクローナル抗体の作製を試みた。常法に従って,抗原をマウスに免疾し、ハイブリドーマを限界稀釈法にてクローニングを行い,いくつかのクローンを得た。ついで既知の型のORM型を泳動して,得られたモノクローナル抗体の特性を調べて,次の三種のモノクローナル抗体を選抜した。
1.ORM1座とORM2座に反応するもの。ただし市販のポリクローナル抗体と比較して,ORM2座に対する反応はORM1座よりもかなり弱く反応する。サブクラスはIgMであった。
2.ORM1座にのみ反応するもの。なおマイナーバンドもかなり良く検出できる特微があった。サブクラスはIgG1であった。
3.ORM2座にのみ反応するもの。ただし,ORM2座の3,4,5,8,9,10型などの変異型は検出できたが,日本人に最も高頻度に存在するORM2 6型には反応しなかった。従って,この抗体は6型の突然変異部を含むエピトープを認識しているものと推定された。サブクラスはIgG1であった。
以上のようにORMの異なるエピトープを識別する三種のモノクローナル抗体が得られた。これらを使い分ければ,重複遺伝子を含むORM型の正確な判定が可能となることが明らかになった。

報告書

(1件)
  • 1992 実績報告書

URL: 

公開日: 1992-04-01   更新日: 2016-04-21  

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