研究課題/領域番号 |
04670413
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
消化器内科学
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研究機関 | 昭和大学 |
研究代表者 |
三田村 圭二 昭和大学, 医学部, 教授 (30101314)
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研究期間 (年度) |
1992
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研究課題ステータス |
完了 (1992年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1992年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | C型肝炎ウィルス(HCV) / 細胞障害性T細胞 / C型慢性肝炎 / 組換えワクチニアウィルス / 慢性肝炎の発症病理 |
研究概要 |
C型肝炎ウィルス(HCV)の遺伝子(HCV RNA)がクローニングされているが、なおHCV粒子の分離同定はなされておらず、ヒト、チンパンジー以外の感染系は明らかにされていない。HCVの構造遺伝子(coreおよびenv)のcDNAを組込んだ組換えワクチニアウィルス(Vac-HCV/core-env)を作製して、HCVcoreおよびenv蛋白を発現させ、標的抗原として、HCV特異MHC拘束性CTLクローンを作製する。 1組換えワクチニアウィルス(Vac-HCV/core-env)の作製: HCVcDNAと弱毒株ワクチニアウィルスとの相同組換えによりVac-HCV/core-envを作製した。 2標的細胞の作製:C型慢性肝炎患者の末梢血リンパ球に^<51>Cr標識を行ない、Vac-HCV/core-envを感染させ、HCV蛋白を発現する標的細胞の作製を検討している。 3エフクター細胞(CTL)の作製:C型慢性肝炎患者の末梢血リンパ球を合成HCVcoreおよびenvペプチドで刺激(誘発)し、^3Hチミヂンの取り込みにより、誘発されたリンパ球を選択し、HCV蛋白を認識しているT細胞のクローニングを実施している。 4対象患者のHLAの同定:CTLの標的抗原はMHCと結合(MHC拘束性)して標的細胞に表出される。対象患者のHLAを同定する。 5今後の計画:特定のHCV抗原蛋白を認識しているT細胞クローンが得られた患者の末梢血リンパ球にVac-HCV/core-envを感染させて標的細胞として、Cr release cytotoxicity assayによりT細胞クローンからCTLを選別して、そのHLAを同定して、MHC拘束性CTLクローンを樹立する。
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