研究課題/領域番号 |
04670455
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
呼吸器内科学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
一ノ瀬 正和 東北大学, 医学部・附属病院, 助手 (80223105)
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研究期間 (年度) |
1993
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研究課題ステータス |
完了 (1993年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1993年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1992年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | 気管支喘息 / 慢性気管支炎 / Axon reflex(軸索反射) / 気道炎症 / 神経ペプタイド / 神経原性炎症 / アレルギー性炎症 / サブスタンスP / 好酸球 / 慢性炎症 / タヒキニン |
研究概要 |
I.神経原性気道炎症の調節 気道の神経原性炎症は、知覚神経末端からのサブスタンスP(SP)等のペプタイド放出によっておこる。我々はモルモットを用い、頚部迷走神経電気刺激及び外因性SP投与を行い神経原性炎症を惹起した。 Neuropeptide Y(NPY)、Ibudilastは、両者とも神経刺激による炎症反応は抑制したが、外因性SPによる炎症に対しては無効であった。よって両薬剤は、神経末端からのペプタイド放出を調節し、炎症を抑制したと考えられた。さらに、NPYの効果はATP感受性Kチャンネル阻害剤存在下でも有効であったが、Ibudilastの効果はATP感受性Kチャンネル阻害剤で消失した。よって、NPYの効果はこのKチャンネルを介さないがIbudilastはこのチャンネルを開口することで作用すると考えられた。 II.慢性気道炎症モデルによる検討 慢性気道炎症を、IL-5の連日吸入(4週間)あるいは感作モルモットに対する抗原連日吸入(4週間)にて惹起した。IL-5連日収入モデルでは、気道への好酸球集積は認められたが、気道の神経性反応の異常は認められなかった。一方、抗原連日吸入モデルにおいては、4週間後に、気道のコリン作動性神経、及び興奮性非コリン非アドレナリン作動性神経(e-NANC)の機能元進が認められた。しかし、外因性アセチルコリン、NKAによる気道収縮反応は、抗原連日吸入后も変化しなかった。以上より以下のことが示唆された。 1)好酸球の気道内集積のみでは、気道の神経原性炎症は増強しない。 2)抗原慢性吸入は、気道の神経原性炎症を増強するが、この機序としては、神経伝達物質の生産能増加あるいは、放出能増加が考えられる。
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