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CD4欠損マウスにおけるM.avium complex(MAC)感染動態と解析と治療の開発

研究課題

研究課題/領域番号 04670465
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 呼吸器内科学
研究機関京都大学

研究代表者

久世 文幸  京都大学, 胸部疾患研究所, 教授 (10027104)

研究分担者 喜納 辰夫  京都大学, 胸部疾患研究所, 助教授 (30127071)
田中 栄作  京都大学, 胸部疾患研究所, 助手 (30183461)
網谷 良一  京都大学, 胸部疾患研究所, 講師 (70167964)
研究期間 (年度) 1992
研究課題ステータス 完了 (1992年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1992年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワードM.avium Complex / CD4陽性リンパ球 / マウス感染モデル / KRM1648
研究概要

CD4陽性リンパ球の減少により生じるHIV感染宿主における日和見感染としてのM.avium complex感染症の治療術式の開発と、AIDS患者における感染動態の解析に資する事を目的として、CD4陽性リンパ球が減少したマウス(CD4欠損マウス)におけるMAC感染症モデルの作成ならびに治療実験を行なった。
1.抗L3T4抗体の作成
cell line GK1.5をmedium内で増やし、ICR系nude mouseの腹腔内に接種、約2週間で得られた腹水を硫安により精製、使用時まで-20゚Cで保存。
2.CD4欠損マウスの作成ならびにMAC感染モデルの作成。
上記の抗体を感染2週間前より、0.3mg/wk、感染第5週目からは0.6mg/wkで腹腔内投与した。感染は当研究所保存のM.intracellulare、31F093T株4x10^8CFUを尾静脈より接種した。感染第4週および第8週目に脾臓のリンパ球の表面マーカーを検討したが、CD4/8比は8週目でも対照の感染マウスの4-5に対し、抗体投与群では0.5以下でCD4リンパ球の抑制を確認した。
3.上記モデルにおける治療実験
治療薬剤としてMACに対して優れたMICが報告されているKRM1648を用い、感染第1日目より20mg/kg/日を経口投与した。次の4群を設定した。A群 対照群 B群 KRM1648投与群 C群 抗L3T4抗体投与群 D群 抗L3T4抗体及びKRM1648投与群。感染第4週目と第8週目に各群5匹ずつについて、肺の組織所見、肺と脾臓の臓器内生菌数、全肺洗浄液中の細胞数、細胞分類、flow cytometryによるTリンパ球の表面抗原(Thy1.2、L3T4、Lyt-2抗体を使用)について検討した。KRM1648を投与したB群、D群ではA群、C群に比べて有意に臓器内生菌数は減少したが、A群とC群、B群とD群の間にはいずれの項目についても統計学的に有意な差異を見いだせなかった。現在、抗体投与量を増量した場合について検討中である。

報告書

(1件)
  • 1992 実績報告書

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公開日: 1992-04-01   更新日: 2016-04-21  

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