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Globoid cell leukodystrophyの分子遺伝学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 04670491
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 神経内科学
研究機関九州大学

研究代表者

小林 卓郎  九州大学, 医学部, 講師 (40158902)

研究分担者 山田 猛  九州大学, 医学部, 助手 (50230462)
研究期間 (年度) 1992
研究課題ステータス 完了 (1992年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1992年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワードKrabbe病 / Galactosylceramidase I / Globoid cell leukodystrophy / cDNAクローニング
研究概要

遺伝性脱髄疾患の一つにgalactosylceramidaseIが欠損しているKrabbe病(CLD)がある。
我々はこの10年間本疾患の病態に関して研究を行ってきており、galactosylceramideの分解は二つの酵素で触媒され、そのうちgalactosylceramidaseIのみがGLDで欠損し、galactosylceramidaseIIは正常であることを報告した。この結果ヒトおよびマウスGLDでgalactosylceramideは蓄積せず、galactosylsphingosineのみが蓄積することを明らかにした。蓄積したgalactosylsphingosineは細胞毒であるため、ミエリン形成細胞であるオリゴデンドログリアやシュワン細胞が死滅し、脱髄が起こると考えられる。今回の研究目的は欠損酵素の分子生物学的特徴を明らかにすることである。平成4年度はブタの腎臓より従来の方法を改良し、約200000倍まで精製を行った。最終産物はSDS-PAGEで単一のバンドを示し、分子量は54KDであった。N末端のアミノ酸配列をブロッテイングの後アミノ酸シーケンサーで検索したところ11個の連続した配列が決定され、その配列はコンピューターにて全く新しいペプチドの可能性が示唆された。また、endopeptidase処理したペプチド断片の分析でも2ケの新しいペプチド配列が見いだされた。これらのアミノ酸配列をもとにPCRを用いて、あるいはスクリーニングによりブタ腎臓より作成したcDNAライブラリーを鋳型にcDNAクローニングを開始したが、目的とするクローンはまだ得られていない。

報告書

(1件)
  • 1992 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Takako Takano: "Galactosialidosis:Clinical and molecular analysis of 19 Japanese patients" Brain Dysfunct. 4. 271-280 (1991)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] Takeo Yoshimura: "Protein kinase C in rat brain myelin" Neurochemical Research. 17. 1021-1027 (1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] Takuro Kobayashi: "Accumulation of lysosphingolipids in tissues from patients with GM1 and GM2 gangliosidoses" J. of Neurochemistry. 59. 1452-1458 (1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書

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公開日: 1992-04-01   更新日: 2016-04-21  

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