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光化学治療モニター用腫瘍シンチ薬剤の開発

研究課題

研究課題/領域番号 04670660
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 放射線科学
研究機関千葉大学

研究代表者

宇野 公一 (1994)  千葉大学, 医学部, 助教授 (30010565)

有水 昇 (1992-1993)  千葉大学, 医学部, 教授 (60092029)

研究分担者 斎藤 正好  千葉大学, 医学部・附属放射線技師学校, 講師
今関 恵子  千葉大学, 医学部, 助手 (50009750)
吉川 京燦  千葉大学, 医学部・附属病院, 助手 (00204793)
宇野 公一  千葉大学, 医学部, 助教授 (30010565)
研究期間 (年度) 1992 – 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1994年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1993年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1992年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードIn-lll-tropolone / In-lll-TSPC / Tumor Imaging / Photodynamic Therapy / Animal Study / In-111 troptlone / In-111 TSPC / Animal-study / In-111 tropolon / Tumor imaging / Animal study / Indium-III-tropolon / In-III-TSPC
研究概要

光化学治療に関しては1960年代から光感受性薬剤の開発が行われており、臨床的にはdi-hematoporphirin ester(Photofrin II)が今まで検討されており、我国でも薬価申請が終了している段階である。光感受性薬剤であるPhthalocyanineはPhotofrin IIより皮膚における光毒性が低いとされ、今回我々はtetra-sulfophthalocyanine(TSPC)を用いてアイソトープで標識して担癌動物の体内分布および腫瘍への集積について検討した。アイソトープはTc-99mとIn-lllの2核種で検討したが、前者は標識率が84%、後者は95%であり、本研究の最終目標である光線力学的治療の効果を判定するための薬剤としては半減期の長いIn-lllが良いことがわかった。動物実験は正常マウスおよび担癌マウスにIn-TSPCを投与して体内分布を測定した。両者におけるIn-TSPCの体内分布に差は認められなかった。NF sarcoma腫瘍におけるIn-TSPCの集積は投与後24時間が最高値を示した。この事は画像でも立証された。次に正常および担癌家兎の体内分布および腫瘍内集積について検討した。やはり正常および担癌家兎の間に体内分布の大きな相違は認められなかった。経時的変化では集積程度は異なるもののマウスと同様の傾向がみられた。血中濃度においてもマウスおよび家兎は時間とともに急速に低下した。画像においても12〜24時間後の撮像が最もすぐれていた。今回はPhotofrin IIが入手出来ず、エキシマダイレーザーが製造承認中で使用出来なかったが、今後In-tropoloneを用いて標識し、In-TSPCと腫瘍への集積の違いを検討する必要があるが、In-TSPCは標識率も極めて高く、腫瘍への集積が良好であったため腫瘍イメージング剤としての応用が示唆され、かつ治療の適応となる浅部軟部組織のモニターに適すると思われた。

報告書

(4件)
  • 1994 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1993 実績報告書
  • 1992 実績報告書

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公開日: 1992-04-01   更新日: 2016-04-21  

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