研究課題/領域番号 |
04670668
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
放射線科学
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研究機関 | 鳥取大学 |
研究代表者 |
太田 吉雄 鳥取大学, 医学部, 教授 (50031977)
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研究分担者 |
井上 雄一 鳥取大学, 医学部附属病院, 助手 (50213179)
鈴木 健男 鳥取大学, 医学部, 助教授 (30093602)
周藤 裕治 鳥取大学, 医学部, 助教授 (10135858)
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研究期間 (年度) |
1992
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研究課題ステータス |
完了 (1992年度)
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配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1992年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
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キーワード | MRI / 超高速MRI / 内視鏡 / 睡眠ポリグラフィー / 睡眠時無呼吸症候群 |
研究概要 |
【目的】我々は、超高速MRIを用いて睡眠時無呼吸症候群(SAS)に対する睡眠時での上気道を観察し、その閉塞部位を診断し、MRI所見と睡眠ポリグラフィー(PSG)、内視鏡の所見との比較検討を行った。 【対象】MRIとPSGの所見の比較はSAS 23症例(男20 女3、年令は46-77歳(平均68歳)であり、その内、18症例については睡眠時内視鏡と比較した。 【方法】咽頭のMRIの撮像はTURBO FLASH法を用いて、正中矢状断及び横断像で、睡眠時に行った。1枚当たりの撮像時間1.13秒であり、1秒ごとに10回連続して撮像した。睡眠負荷法はzopiclone7.5-10mg服用またはhydroxyzine hydrocloride 25-50mg静注を追加した。患者の呼吸はポータブルSa02/C02コンボモニターにより気流の変動と、MRI装置に付随する呼吸同期用マンシェットによる腹壁運動とを同時に観察した。得られた多数の連続画像をシネモードで観察し、睡眠時内視鏡所見との比較した。PSGとの比較は、無呼吸の型、及びapnea indexによる重症度別にMRI所見を検討した。 【結果】画像をシネモード表示することで、義歯による画像劣化の2例を除き、睡眠時内視鏡の所見と類似した像が得られた。対象症例の87%に閉塞があり、いずれも上部中咽頭に認められた。内訳は上部中咽頭単独型が80%、他部位との混合型閉塞が20%であった。混合型閉塞症例は、PSGでは混合型優位型無呼吸例に多く、重症度が高かった。中枢型優位型無呼吸の半数で閉塞が認められた。 【結語】超高速MRIは無侵襲で内視鏡と同様な所見が得られ、上気道の閉塞部位の正確な診断に不可欠である。またPSGで中枢型優位型無呼吸症例でも半数に閉塞が認められたことは、上気道閉塞が無呼吸の主な原因の一つとなっていることを示唆している。
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