研究課題/領域番号 |
04670682
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
放射線科学
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研究機関 | 関西医科大学 |
研究代表者 |
田中 敬正 関西医科大学, 医学部, 教授 (40131445)
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研究分担者 |
播磨 洋子 関西医科大学, 医学部, 助手 (80140276)
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研究期間 (年度) |
1992 – 1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1994年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1993年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1992年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | 温熱処理 / 腫瘍細胞 / 細胞内pH / 蛍光色素 / 螢光色素 / 温熱耐性 / 温熱療法 / 温熱感受性 / 膜作用物質 |
研究概要 |
ふっ素化合物(ZK-150471)での腫瘍組織内pHの測定を試みた。pH測定の原理は19-F化合物の化学シフトから求める。このpH値の校正はガラス電極で行った。4.7テスラの高磁場のMRSを用いた。大腿部皮下に移植した実験腫瘍に温熱処理と血管作動性物質(ヒドララジン)を用いて腫瘍組織内pHへの影響を調べた。温熱(44度、20分)処理後、pH値は6.96から6.77まで減少した。この方法により、腫瘍内pHの測定が可能であった。 細胞内カルシュウムの測定については蛍光色素Fura-2/AMを10μMを用いて行った。温熱耐性の誘導は43度30分処理後、5時間で得た。44度の加温で熱耐性、非熱耐性とも胞内カルシュウムイオン濃度の上昇を認めた。カルシュウムイオンの無い培養液でも胞内カルシュウムイオン濃度の上昇を認めた。このことは細胞外のカルシュウムの流入と細胞内のカルシュウムの放出によることが判った。
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